• 2008年3月30日


    3月最後の日曜日である。この時期、賃貸部門の繁忙期は終わったものの、契約の後処理や修繕関係で、いずれの仲介業者も、今しばらくは忙しさが続く。雨が終日降っており、今日に「花見」を予定している人はいかがであったろう。

    わたくしは、4月5日(土)11:00~事務所近くの公園で花見を一応予定しており、今から楽しみにしているところである。花を散らす雨は、また花を育てる雨でもある。雨降りの後の桜は、かえって色鮮やかに輝き、華やかだ。

    子供の頃の花見は一大イベントであったように思う。当時は、桜の木はいたるところにあった。学校、神社・寺院の境内、川岸、野山、それに農家の庭にもあった。重箱にご馳走を詰めてもらい、遠くのはげ山(防空壕が残っていた。)へも近所のこどもたちと行ったものだ。崩落の危険がある防空壕に探検を気取って散策し(良い子は絶対にまねをしないでください。)、また、はげ山の斜面を滑りおりる。しっかりとお腹をすかしてからの「花より団子」のご馳走タイムは、今思うと、本当に楽しかった。

    最近、桜の木は、学校で植えられることも少なくなってきているようである。①虫が寄ってくる。②掃除が大変だ。③寿命が短い。これらが敬遠されている原因かどうか分からないが、わたくしが小・中学校のPTA会長であったとき、役員さんの一人からそのように聞いたように思う。実際はどうであるか調べてもいないが、記念樹としてあまり喜ばれないのであろうか?



    2008年3月25日


    23日(日)には、広島市佐伯区八幡三丁目の八幡川酒造㈱で毎年恒例の「蔵開き」があった。わたくしどもの二丁目の事務所から近く、昨年に続いて足を運んだ。蔵の見学会も開催されているが、過去に二度参加しており、昨日のお目当ては、もちろん大吟醸酒をはじめとする色々なお酒の試飲であった。笹酒など無料でふるまわれるものもあるが、有料試飲代1000円を支払い、領収書代わりの猪口をもらって色々なお酒を試飲して回る。至福のひととき、である。おでん、やきとり、うどん(むすび2個付き)、搗き立てのもちも売られていた。やきとりとうどんをいただいたが、なかなかの味であった。

    生憎の雨にもかかわらず、大勢の人で賑わっていた。地域の人だけではなく、遠くから来られている人も多かった。蔵開きを楽しみに待たれている方も多い。地域に溶け込んだイベントとして、これからも、ぜひ続けて欲しいと思う。

    わたくしの亡き父が、戦争中、そして戦後と、長い間お酒の卸し業関係に携わっており、その父にこどもの頃から酒の薀蓄を聞かされながら育った。いささか大げさな物言いであるが、「蔵開き」の響きは、懐かしく優しく、わたくしの心の奥底に届く。

    八幡川酒造(株)の蔵開き



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