• 2007年10月28日


    賃貸における滞納については、家主さんだけでなく私ども仲介業者や管理業者にとっても大きな悩みの種であり、滞納にたいしての対応も様々なものになる。督促も、本人や保証人に対して、文書・電話・訪問その他色々出てくる。

    特別の事情により生活困窮が明らかな場合がある。一方、理解しにくいほどの無責任の印象を持つ場合もある。

    いずれの場合にせよ、次第に連絡が取りにくくなり、最後は家主さんや管理会社からの解約による退去明渡しの要求という最悪の事態になることもある。こういったケースでは、退去時の原状回復の工事に関する精算もうまくいかず、家主さんに対して相当な損害を与えることも多い。

    契約社会であるのに、時としてその契約書があまり意味を為さぬほど軽んじられることも出てくることもある。それは、少し違うのではないかと、時として思う。

    滞納せざるを得なくなった場合の安直な解決策はないが、少なくとも連絡はきちんと取っていただきたいものだ。連絡を取れれば、その時点で賃貸人と賃借人との間の信頼関係が破壊的になることはないように思う。

    実際に話をして解決できることは多い。滞納がなくなるまでの支払い計画をきちんと文書で示せば、家主さんも理解を示し、「頑張ってください。」、ということになる。

    大事なことは、約束は必ず守らなければならないということだ。二度はない。きちんと守ってこそ、信頼関係が続いていくものと思う。



    2007年10月24日


    賃貸における退去時の原状回復の費用負担に関するトラブルは幾分少なくなっているように思うが、まだまだ、あちこちで話を聞かされる。建物賃貸借契約書における契約内容に沿った解約時の清算を行なえば良いのだが、それぞれの立場から、それなりの主張がなされ、ご存知の対立の構図が浮かび上がることになる。

    礼金や更新料の設定が広く行なわれている東京だからこそ、経年変化における自然損耗分は賃料に織り込まれているとの共通認識があり、トラブルは比較的に少ないように思える。一方、広島エリアでは少しずつ礼金や更新料の設定が増えているものの、まだまだ少ない状況である。よって、家主さんとしては、退去時には契約書の内容に従って入居者の負担すべき費用はきちんと清算して欲しいということになる。
     
    解決するには、全国共通の強制力をともなう規範の確立が急務である。
    現在の国土交通省のいわゆるガイドラインではいたずらに混乱を誘発することになり、きちんとした法制化が望まれる。

    各種業界団体も、ぜひ法制化に向けて積極的に動いていただきたい。これまで原状回復に関するトラブル防止のセミナーは何回か行なわれているが、曖昧模糊とした現状の矛盾を前提としており、とりあえずトラブルを避けることを中心に据えた内容である。

    地方にあっても、安心したアパート・マンション経営ができるようにならなければならないし、比較的に割安な物件を提供している大家さんたちにしわ寄せが行くことになってはならないように思う。



    2007年10月21日


    昨晩は、湯来町の大森神社に神楽を観に行く。夜8時の開始である。新舞いも披露されたが、これからも数え切れないほど上演され、代々引き継がれる中で磨かれて、立派な演目となるのであろう。それにしても最後の演目である大蛇には驚かされた。八頭(匹)が揃い、舞台狭しと荒れ狂う。さぞやスサノオノミコトも大変であったろう。夜遅くなると、さすがに湯来は冷える。トンチャン汁が飛ぶように(多分・・・)売れており、わたくしも美味しくいただいた。終わったのは12時を少しまわっていた。最後まで大勢の方が楽しんでおられた。最近の神楽人気、本当にすごいんですね。
    大森神社、八頭の大蛇現る!



    2007年10月19日


    鮎(香魚・あゆ)

    昨日は、賃貸のお客様から鮎をいただいた。水内川のあゆとのこと。わざわざ事務所に届けていただいた。早速、自宅で塩焼きに。酒は、これまたいただきものの純米「本州一」。珠玉のぜいたくなひとときである。美味しそうに焼き上がった鮎を写真に撮ろうとしていたら、家内の「ちょっと待てて」の声。折角だからと庭の南天の葉を彩りに添えてくれた。

    水内川のあゆは、日本で2番目においしいそうだ。以前、観光案内のパンフレットか何かで見た覚えがある。残念ながら昨年の集中豪雨と今年の台風18号による、水内川の護岸の崩落とその後の工事の影響であゆの釣果はあまり期待できない年であったらしい。来年は漁協の漁獲量も増え、また、鮎釣りファンも十分な釣果が得られることを祈りたい。



    2007年10月17日


    ぶざまな試合を行なった本人に1年の資格停止、厳しい処分が決定した。年も若く、きちんとトレーニングをやっていけば、将来、大成できる可能性は大きい。親離れ、巣立ちの時を迎えるのだ。視聴率を上げるために、「亀田家」が翻弄されてきたということもあろう。無責任にもてはやし、増長させてきたマスコミや国民の責任は小さくない。一転して、かくも亀田家に非難の集中砲火をあびせている様は滑稽である。それにしても、チャンピオンの内藤は男を大いに上げた。さすが苦労人である。勇気付けられた人も多かったに違いない。年齢のこともあるが、できるだけ長く現役でやってもらいたいと思う。



    2007年10月16日


    先日のテレビ番組でのことであるが、武田信玄の軍師である山本勘助が諏訪姫の死を知り、その喪失感からか、尋常でなき精神状態の中で大勢の敵兵と切り結ぶシーンがあった。嗚咽し、呻き、慟哭しながらバッタバッタと敵を倒し続ける姿は、いささか奇異に思えた。軍師の勘助は、そんなに剣術に秀でた武将だったっけ。また、チョイ役にせよ、斬られる敵兵も、しゃべりながら斬られたのでは割りに合わないなあ。な~んて、どうでもいいことを考えてしまった。相当、おくたびれの様子。



    2007年10月14日


    神楽(かぐら)

    昨晩は、事務所近くの神社で神楽が奉納された。神社境内には夜店も並び、神楽の演目が進むにつれ、大勢の人で賑わった。例のごとく(?)お酒とつまみを持参。神楽の舞・囃子・照明に境内の人の熱気が加わり、いつもはあまり飲めない酒もいささかピッチが上がる。

    神楽には、ゆったりとした六調子とテンポの速い八調子がある。わたくしは子どもの頃から石見神楽の壮大な八調子の調べに慣れ親しんできており、テンポの遅い舞や囃子には少し物足りなさを感じることがある。

    最近の神楽では色々な神楽団社中によって新作も発表されており、他地域への活発な出演や神楽団の競演などでの交流から、従来六調子中心の神楽団もアップテンポな要素を採り入れてきているように思えるが、実際はどうなのであろうか。

    豊作と豊漁の神の恵みに感謝して舞う神楽。今日、「神楽」が結構盛り返している。意外(失礼・・・)にも若い人たちから支持され人気が出てきていることをとてもうれしく思う。



    2007年10月12日


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    2007年は、ぼべご飯を一度も食さない年になるのかと、ほとんどあきらめぎみであった。
    ところがどっこい、である。

    田舎から「ぼべ」が送られてきたではないか。
    早速、家内に「ぼべご飯」のおねだりとなった。
    9回裏、ツーアウト、フルカウントから逆転満塁ホームランで勝利した感じ。

    「ぼべご飯のことになると人格が変わるわね。」と家内が言う。
    炊き込みはサザエの方が絶対に良いというのが持論のようだ。

    香りたつぼべご飯に、夏の残影を見た。



    2007年10月 8日


    昨日、オートバイ世界選手権シリーズ日本グランプリで優勝経験のある有名なレーサーが市道でトラックと衝突し、事故死した。阿部典史さん32歳、あまりにも若過ぎる死である。死と対峙するレース場ではなく、反対車線にUターンしようとしたトラックとの一般市道における衝突事故であり、何ともやり切れない。

    わたくしは高2の時にバイクの免許を取った。当時は「自動二輪」の免許の時代であり、大型とか中型の免許に分かれてはいなかった。ホンダCBの90CCを駆り、一挙に活動範囲が広がったときの感動を今も覚えている。

    オートバイレースにしろ、4輪のF3やF1のレースにしろ、また、その他スピードを競うレースはたくさんあるが、スピードへの根源的な憧れは世界の共通項と言えるものだ。命を賭してまで、限界ぎりぎりまでチャレンジするレーサーの姿は神々しくもある。

    わたくしなりにレースの魅力について考えてみる。
    1.スピード
    2.テクニック
    3.レーサーの個性・特性
    4.マシンの魅力
    5.技術革新
    6.レース展開
    7.予測と結果
    8.娯楽性

    音速の貴公子、アイルトン・セナの事故死以来、F1ではスピードを押さえる工夫がいろいろとられて来た。勝手ながら、少し魅力が失せたようにも思う。勝利目前のレースでも、ぎりぎりまでマシンと己を酷使するセナの姿が今でも心に焼き付いている。



    2007年10月 7日


    地理不案内のエリアに車を走らせているときのことであるが、バス停の名前で位置を確認することがある。車からバス停の名前が見えることもあるが、歩道側からしか名前が確認できないことも多い。バスの利用者の便に供するものであるからにして、歩道側からバス停名や時刻表が見えれば良いわけであり、当然のことと言える。時刻表はともかくとして、バス停名はどちら側からも確認できるようにしていただけないものであろうか。

    費用もかかることなのですぐには難しいとは思うが、例えば、パソコンでバス停名を打ち出したものをラミネートして貼り付けてはいかがであろうか。公共交通機関の利用はエコ対策につながるものだ。ガソリン高騰の折、そんなことも頭をよぎる。



    2007年10月 4日


    長い距離を移動するとき、40歩走って40歩あるくことを繰り返す。これはわたくしがボーイスカウトで習ったように覚えているが、本当にきちんと指導を受けたものであるかどうかは定かではない。今は、どうなのであろうか。先日、飲みが遅くなり、タクシーを途中で拾うつもりで歩いていたが、その日はなぜかタクシーに出会えず自宅までテクシー(こんな言葉も死語になっているが)で帰宅。40歩走り、40歩あるくを自然と試みていた。1時間超かかりやっと自宅にたどり着いた。学生時代、高円寺から品川まで9時間位かけて夜通し歩き、そのままボーリングに興じたことを、ふと、思い出した。何の意味もないことであるが、そんなことも楽しかったように思う。

    時間が許せば今でもボーイスカウトのお手伝いをしたいと考えているが、それは、もう少し後になりそうである。キャンプ、追跡ハイク、モールス信号、手旗信号、ロープの色々な結び方、救急処置、清掃活動その他学ぶことは多い。ボーイスカウトでは、初級スカウト、二級スカウト、一級スカウト、菊スカウトと階級のようなものがあったが、ちなみに、わたくしは一級スカウトまでで終わっている。ビーバースカウト、カブスカウト、ボーイスカウト、ベンチャースカウト、ローバースカウトと年齢により分かれているが、「そなえよつねに」の活動が広島の地でも一層活発になることを祈っている。



    2007年10月 1日


    セリーグの優勝にマジック1の巨人、残すところ2試合になった。優勝を逃せば監督辞任もありえ、来期、江川の起用に期待する声もあがっていたが、今は落ち着いている。巨人ファン(広島では大きな声では言えないが)のわたくしにとっては久々の心躍る状況になってきている。東都六大学の花形スターがそのまま巨人の星として活躍、そして監督に。監督としては第二次の原政権ということで、今、「ジャイアンツ愛」の仕上げを目指す。時として見せる彼の孤独と哀愁とに満ちた姿が痛々しい。とてつもないプレッシャーの内側を誰しもうかがい見ることはできないが、スターの道を歩み続けてきたものの通る道と言える。祭りだ♪、祭りだ♪、で大いに楽しんでもらいたい。



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