2009年03月07日

「人形浄瑠璃文楽」地方公演

6日、アステールプラザにて「人形浄瑠璃文楽」の公演に家内と行く。夜の部は、『二人三番叟』、『御所桜堀川夜討』と『傾城恋飛脚』であった。それぞれ、景事(舞踊劇)、時代物、世話物の傑作である。休憩時間に、わたくしの席近くの観客が連れの方に、「夜の部の方が充実してるね。」と囁いていた。昼の部も観たということなのか。浄瑠璃(義太夫節)、三味線、人形が一体となった舞台芸術。太夫の語りに三味線弾きと人形遣いとが異空間を創り、わたくしどもをいざなう。心地よい文楽の世界!

文化庁の後援と日本芸術文化振興会の助成を得ての地方公演である。毎年10月と3月に全国各地を巡演ということらしい。

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2009年03月02日

新井満さんの講演

1日は、『千の風になって』の訳詩・作曲家の新井満(芥川賞作家)さんが「さくらぴあ大ホール」にて講演と朗読をされ、そして歌唱も披露された。テーマは生と死、「いのち」の不思議さについてのものであった。10年にわたる般若心経の研究とその成果の意訳(自由訳)をベースに、静かに、深く、時には笑いを取りながらの語りかけは、会場の皆さんの心の奥深くまで届き、会場全体を温かい空気に包み込んでいる。すごい!

「死ぬということは、一巻の終わりということではない。風や鳥や光になって命はつながっていく。人それぞれに、遡れば幾百万人の祖先があり、その方々の一人欠けても自らの存在はなかった。ご縁で結ばれし奇跡のいのち。そのことに感謝し、今を一生懸命に生き、また、他者に対する思いやりや生きとしいけるもの(人、動植物、自然)全てに愛を注ぐことが大事だ」と。

「色即是空、空即是色」の新井さんの解釈も興味深かった。空とは変化すること、だそうである。平家物語,方丈記の無常観、夏目漱石・川端康成・太宰治・三島由紀夫の死生観についても触れられた。

「縁ありてこの世に生を受けた奇跡に感謝し、いのちを大切にいきる。愛する人を失ったらその人の分までしっかり生きる。そして、自分が死んだら大空の高い所で、風や光になって愛する人々を見守ってあげる。」

感動、合掌!

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