• 2007年7月31日


    数多の人を乗せた最新設備を誇る大型船が、目指す港もなく、立ち寄る港もなく、また、帰るべき港もない大海原に漂流しているとすればどうであろうか。今の日本はその漂流する大型船である。リセットは無理でも新しいスタートは切れる。歴史認識(南京大虐殺、従軍慰安婦その他)、原爆等非人道的大量破壊兵器、教育問題、環境・食料・エネルギー問題、宗教・人種・民族の対立問題等々については快刀乱麻の解決策はかつての四大聖人が今の世に降りてきても持ち合わせていないだろう。とりあえず、国家としての歴史認識・評価を今の時点で確定すること。また、国力に応じた国家と国民の行動規範と生活水準を守ること。対立を前提とした現実的な妥協、未来に向けての叡智の結集、これ以外にはないように思える。世界で何番、全国で何番という基準は意味を持たない。自民党が2大政党時代の到来を待ちわびて、ハンデを振りまいて参議院選挙の惨敗を演出したと思えるほど結果は見えていた。国会運営がどのような形で進められようとも、過去・現在・未来の国家と国民利益を守る政治が行われるように願う。



    2007年7月29日


    本村洋さんに同情を禁じえない。被告人の元少年に21名の弁護団が組まれている。被害者母子の夫であり父である遺族の本村さんへの包囲網は残念ながら一層肥大化してきているようだ。死刑廃止論の存在自体に何ら違和感はない。しかし、今回何か違うように思えてならない。加害者の元少年の通常の理解を超える弁明や弁護団の期日引き延ばしは、はたして元少年の救済になるのか極めて疑問に思う。供述がここに来て大きく変わったのは弁護団の誘導によるものと思えてならない。怒りの感情を抑制し、理路整然と主張する本村さんの姿にいつも胸が熱くなる。一方、元少年にも大事な家族がいる。その家族は今のような弁護活動をどのように受け取られているのであろうか。極刑、無期懲役のいずれになろうとも、元少年の家族として一生心の十字架を背負っていかなければならない。被害者、遺族の救済はもちろんであるが、加害者とその家族の魂の救済のためにも「お願いします。もう止めてください。」の声が聞こえてくるように思えてならない。ところで、孤立無援の戦いを強いられている本村さんを精神的に支えていただける法曹界の有志に集まっていただけないものであろうか。強靭な精神の持ち主ではあるが、やはり支えは要るように思う。名前を出しての表立っての活動は不可能であろうが、本村さんへのアドバイスは電話やメールその他で出来ると思う。家族への真実の愛というものを本村さんは徹底的に教えてくれている。間もなく霊前への報告が叶うことを祈っている。



    2007年7月28日


    賃貸物件(売買物件も一部掲載中)の月刊無料誌「BEST HOUSE」を仲間で作っている。昨夜はその関係で、不動産業者が8社、インターネット版担当の会社(最近、広島から大阪に拠点を移す。)から4人、Dハウスから2人参加の楽しい懇親会を持つ。会場は三川町の「せそ屋」。醤油醸造元が出しているお店らしく、店内のいたる所に色々な醤油ビンその他関連アイテムが並んでいる。当社がお世話になっている「マルゴ醤油」のラベルも確認。店頭から室内まで、インテリアトとポップを兼ねた洒落たお店になっている。美味しい料理に麦酒や焼酎がすすむ。どうしても仕事の話になりがちだが、「BEST HOUSE」を機縁とする気が置けない仲間での話を大いに楽しんだ。
    (「BEST HOUSE」インターネット版 http://www.besthouse-f.net)



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