2014年11月29日

めんどくさい

 最近、日めくりカレンダーを使ってます。

 日めくりなので毎日めくってやる必要がある。

 あれ、以前はまるで使えなかった。

 

 気づくと一週間くらい過ぎていて、もういいやになっていた。

 だけれども最近は、なにか習慣みたいになってる。

 続けてみるとたいした手間ではないことが分かる。

 

 どこか掃除と似てる。

 掃除された室内ってやはりどこか違う。

 よくよく考えてみるとそれってたぶん光の反射だろう。

 光を反射するので違って見えるわけだ。

 

 そうしたことをおざなりにしていると、日めくり

カレンダーもめくるのがめんどくさくなってくるのだ。

 習慣っておもしろい。

 朝起きて、顔を洗わない人はいないはずだ。

 

 めんどうだと感じる人も少ないに違いない。

 それってなぜだろうか。

 多分、あまりにも毎日のことなので、あまりにも

自然にこなしてるから、だろう。

 そこに組み込むことができれば、だいたいのことは

めんどくさくなくなるというわけだ。

2014年11月28日

正義

 よくCDのレンタルショップに行きます。もちろんレンタルもします。

 ハリウッドのものが好きですね。

 たまにヨーロッパの映画も借りてみますが、とっかかりが

難しくて最後まで見ないことも多い。

 

 今まで見なかったジャンルですばらしいと思うものがある。

 息子が死に、やることもなくなったおやじが巡礼の場所を

歩く、ひたすら歩く。

 頑固一徹で、周囲の人を寄せ付けない。

 オレはオレだ。だがそんな彼にも友人ができ、最終地では

三人になり、そしてまたそれぞれの日常に帰っていく。

 これがいいんだよなー。

 

 知ってるだろうか。 

 いまだに映画の題名に、ナチスとエイリアン、ナチス,月で

最終決戦、そんな作品があるのだ。

 今から思えば第二次世界大戦ってすばらしい時代だったなと

思う。なにが悪で、なにが正義かはっきりしてた。

 

 アメリカの軍人はヨーロッパでなにをすべきか明確

だったし、使命感もあった。それはきれいな対比だ。

 今、正義と悪を明快に分けることなどできなく

なっている。状況に応じて正義になったり、悪に

なったりか。

 分かりにくいことは確かだな。

2014年11月27日

店頭

 本屋さんで本を探す。店員さんから店頭にないようなので

注文でよろしいですか、そんな展開になる。

 ボクは本が好きなので、よくこんな展開になる。

 

 そこで、だ。

 店内をぶらぶら歩いていると、そのないと言われた

本があったりする。これ、数は少ないが実際にある。

 

 それを見つけたときの驚きは大きかった。

 あれ、これないはずなのに、なんであるの。

 このことを経験してからというもの、ないといわれても

一応探すことにしている。

 

 今はパソコン管理になっているが、それでもパソコンで

ある、ことになってる本が店頭にないこともある。

 

 ボクたちは、プロからこうですよと聞かされると

なんとなくそうだ、それで間違いないと感じてしまう。

 それでも時には疑うことも必要だ。

 

2014年11月26日

道づくり

 先日ある男性とお話ししたのだが。

 サラリーマンと自営業の感覚の違いって話になった。

 男性の会社の社員さん、商工会の催し参加のため土曜日が

二回つぶれたことにえらく立腹。二回ですよ、二回もつぶれた

んですよと。

 

 この感覚分かるようでよく分からない。

 自営業者というのはお仕事とプライベートがバームクーヘン

のようになっており、どこで切ってもプライベートだけ、なんて

存在しない。感覚もそんなところだ。

 

 ボクたち自営業の感覚って、今を生きてる感覚じゃないと思う。

 これからのために今、なにができるか、だから。

 お金もあまり意味を持たない。

 

 プロ野球の選手を見ていると思いませんか。

 年俸1億くらいもらっているのに、引退すると貧乏になる

人が現実にいる。税金をがっぽり取られるのもあるが、

大きな現金を使う習慣、これからを想像する想像力が欠如

していると思われる。

 

 ボクたち自営業は細くていいからお金が入ってくる

道を作る、道づくりがまず優先される。

 働く場があればお金は入ってくる。

 それこそが大事で、今、多額の現金を持っていたところで

役に立たない、そんなふうに思うんだ。

2014年11月25日

ファミレス

 土曜日の晩、広島のある町で宿泊しました。翌朝七時になるか

ならないかのころ、ファミレスの電気がついているのが見えました。

 まさか、こんな時間から。やっているはずがないと思いながらも

玄関のところに行ってみると。開いていました。

 

 ボクの住む町でこの手の店といえば九時半開店です。

 とても驚きました。そこで利用してみることに。

 店内に入るとまたびっくり。7組くらいのお客さんがおり

人数としては20人近い人がいたのです。

 

 年配の人が多いことにも驚きました。こんなニーズがあった

んだなーって思いました。それにグループもちらほら

見かけました。

 ここで食事し、一緒にどこかに出かけていくのでしょう。

 集合場所にもなっているのかもしれません。

 

 ボクの前には一人の年配の男性が座っていましたが、

500円くらいで朝食がいただければありがたい。

 自宅で作るよりよほど手軽なはずです。

 

 この光景を見ているとあるものを思い出しました。

 海底に熱水鉱床があり、その周辺でのみ生息する

カニなどがいる、あの光景。

 鉱床が途絶えればカニも霧散してしまいます。

 

 オアシスといっていいでしょう。

 場所の必要性に合わせるっていうか、この地域ならでは

このような対策ができるのだなって感心しました。

 たまには知らない町を歩いてみるのもいいものです。

 なにかしら発見があり、新しい経験ができます。

2014年11月20日

根気

 

 上手な人と一緒にいると上手になっていきます。

 ボクは高校のころ単身京都で暮らしておりましたが、高校に

珠算にと忙しい毎日を送っていました。その珠算塾がスター

選手を送り出してきた塾でした。

 

 土日なく練習するのですが、ボクは下手で下手で。

 ただ同じ空間にそんなスター選手がいますので、これは

人間にはできないことだ、無理だ、とは頭が受け取らない

わけです。

 

 なにせ目の前で実演している人がいるわけで。

 それはもう人間の頭脳を超えているのですが、それにしても

見た目はやはり普通の人間。そんな場に自分もいると、

いつしかやれて当たり前、できて当然と感じられます。

 

 ボクは二軍のクラスにいたのですが、選手クラスに

新しく入ってきた選手も見る間に上達していきます。

 そこには不安や迷いは感じられません。

 そして、スター選手の存在も手を伸ばせばいつか届く、

そんなふうに感じているのがよく分かります。

 

 そんなスター選手ですが、大会などに行くと、あー

あの人が出るんだー、今年はダメかー、そんなひそひそ

声があがります。

 外側から観察する選手はとてつもなく怖い存在です。

 

 上手な人と一緒にいると自分も上達する。

 早く上達したければ頭のどこかで意識してみるといい。

 上達するのは練習時間や、根気だけで決まるものでは

ありません。

2014年11月19日

ナンバー

 

 ナンバーに注意しろ。

 岩国の人間であればだれもが知る事実がある。

 ご当地ナンバーがあったのだ。

 ここまでで分かる人は基地のある場所に暮らしてる人だな。

 

 外国人が運転する場合、ま、みんなアメリカ人だが、

ナンバーはYだ。あとは変わらない。

 ボクの場合だが、Yを見ると気をつける。

 アメリカ人とケンカになったらまず勝てない、

とかそういう意味ではなく。

 

 運転技術の元となる教習に大きな違いがあると考えて

いるので、つまらないことでぶつけたりする可能性が高い

からだ。日本の道路を走るのでそれなりに教習は

するのだろうけど。

 

 アメリカ人の車とぶつけた場合、日本人は日本の警察を

呼び、アメリカ人はMPを呼ぶ。そこでどんな話し合い

になるのか知らないが交通事故くらいなら実況見分くらい

だろう。

 

 運転していて感じるのだが、現在、アメリカ人は大変に

抑制のきいた運転をしている。マナーも良い。

 ときに暴走族のような激しい音をさせる車に乗って

走っているが、あれはそういう車を買っただけのことだ。

 とにかく外国人運転の車と事故を起こすといろいろと

面倒だ。ナンバーYを見たらていねいな運転をしよう。

 Yっていうのはレンタカーだったらわを使うがあそこが

Yになっている。

2014年11月18日

ポイント

 

 集めてますか。ポイントカード。

 ボクはできるだけ捨てることにしています。

 なんでって、ムダなお金を使うからですよ。

 

 今はどこの店に行ってもやっています。

 たいてい多いのが、あと300円ほどお買いものをすると

500円の商品券がもらえたり、便利な小物グッズが

もらえるというもの。

 

 人間、なんとかそこまで頑張ってしまうもの、それがムダ

だって考えているのです。

 あそこならお店のカードがあるから、どうせならあそこで

買おう、そんな気になるのも分かるけど、うまいこと

乗せられてるって気がする。

 

 うちもかなり以前からポイントカードの類はやってる。

 ただその交換率は決まってて、なんらかの特典に引き換える

のは3割くらいのものなのです。

 なので、最初から3割予測で景品を用意する。

 

 あんなの全部交換されたら大変なことになってしまいます。

 どこのお店も客が退蔵して交換されないポイントが

かなり多いからやっていけるのです。

 ポイントカードはついついつられそうになりますが

ご注意を。

2014年11月17日

ミュージカル

 

 一昨日の土曜日、ミュージカルを見てきました。人の誘いに乗る

って良いものですね。自分からミュージカルを探してきて見に

行くことはありませんから。

 軽い気持ちで出かけましたがこんな大きな会場で、こんなに

たくさんの人が集まっていることにまずジャブを受けました。

 

  題材はサウンドオブミュージックで、全編、歌が出てくる。

 はいいのだが、内容がこんなものだったとは。

 ヨーロッパ全土でナチが台頭してきたころのもので、

オーストリアがドイツと合併するかどうか、の時代設定だ。

 

 まずオーストリアって何度もドイツとくっついたり離れたり

を繰り返している。ドイツのことは悪い表現がなされるが

あまり気持ちいいものではない。

 観客のみなさんは時代背景に注意することはないはずだが、

こちらとしては大いに気になる。

 

 現在の日本人に戦前の暮らしみたいな話をしても通じる

ことはないはず。それと同じだ。

 

 一つ面白いことがあった。

 途中、拍手したのだが、自分ひとりだけ。

 たいてい講演会などでは引きずられて拍手する人も

多いのだがこの日はなかった。

 

 注意していると左側から自信にあふれた拍手が届く。

 それに合わせて拍手が広がる。

 きっとそこにリードしたい人が座っていて適時、

拍手しているものと思われる。

 ボクの拍手は迫力に欠けていた。

 ま、人の誘いに乗って出かけることはとても

すばらしいことだと書いておこう。

2014年11月14日

カギ

 

 以前、とてもおもしろいことがありました。

 鍵穴にカギを差し込む。入れてドアを開ける。さてしめようかと

思ったとき、ふにゃふにゃして開かないのです。

 どうやら折れそうになってるらしく、さてさて困った

ことになりました。

 

 閉めずにカギをぬいてしまおうとも考えたのですが、

それもできない。うわーーーっ、しまったなー。鍵穴に

入れなければよかった。

 

 回すことも、抜くこともできないのです。

 散々、頑張った結果、あきらめました。

 もうこの鍵はダメだ、ドアからやり替えだって。

 

 最後に、もうどうでもいいのでカギを折って

しまいました。折ってしまったら、鍵穴にカギが

残ることになりますますやっかい。

 

 やり替えなのでそれでもいいと。

 そこで折ってしまいましたが、なにやらおかしい。

 ふと思いついてカギを触ってみるとさらさらと回ります。

 

 え、これって、もしかして。

 抜けるのだろうか。抜けました。

 なーんだ、それなら最初から折ってしまえば良かったんだ。

 おもしろくありませんか。

2014年11月13日

テーマ

 

 以前、こんなことがありました。

 そのころトルコに行きたくて行きたくて。ただお盆に正月は

予約が取れません。それでも旅行には出かけたいので、トルコが

無理だと分かった時点でよそに変更していました。

 

 トルコがダメで中国、トルコがダメでシンガポール。

 これらの国は旅行費用も安く、中国などは世界遺産などを

観光できるのでそれなりにすばらしく感じました。

 

 ただ、どこかがダメでここ、の気持ちはぬぐえません。

 それに行きたい旅行先はトルコでしたのでテーマというか、

自分の気持ちが強く動くことがないのです。

 シンガポールなどは再訪だったことも関係しているかも。

 

 これらをやってみてつくづく感じたのは、大きなテーマ

として浮上した場所を観光すべきだということです。

 ボクの場合なら、トルコがダメなら日本の恐竜の

発掘地として有名な福井に旅行すべきだったのです。

 

 ダメでも海外、にする必要はなかった。

 テーマのない旅行はたとえそれが有名な観光地でも

満足感をもたらすことはないでしょう。

 ボクがお薦めしたいのは、旅行に出かけることを

目的とするのではなく、テーマを見つけることが

先決だということです。

2014年11月12日

即決

 

 チラシに六花亭のお取り寄せのご案内があり、見た日に

申し込みしました。電話は昨日しました。

 2セットで5040円。

 金曜日には届くそうですから、楽しみです。

 

 先般、テレビ番組に人生の楽園なるものがあり、そこで

お寺レストランをやっていると母親から聞き、その日の

うちに申し込みしました。芸北にあるじょうけん寺という

ところです。

 

 残念ながらキャンセル待ちで、キャンセルが出たら電話

すると聞かされましたがありませんでした。

 母親に予約、とれんかったわというと、ええっ、もう

申し込みしたんって驚かれました。

 

 仕事も遊びも即決するよう訓練しています。

 以前のボクは全く違ってました。慎重に考え、じっくり

取り組みやるかどうか決めていました。でもこれって結局

やらないことに傾くことがほとんどです。

 

 先般、広島平和マラソンにて10キロ走りましたが、

ほとんどの人は申し込みしません。そんな距離、走れっこ

ないというのです。ボクも不安でしたが練習に取り組み

なんとか完走できました。

 頭で走れる、走れないを決めると実行できないもの。

 

 完走できなくてもいいから参加してみる、でいいん

じゃないだろうか。ボクはそうでした。

 ボクは生まれて初めてマラソンなるものに取り組み、

マラソン大会に出場したのも人生で初です。

 

 ボクは日頃からあまり考えない訓練をしています。

 聞いたらすぐ行く、すぐ実施。仕事をやっていると

速さが大変重要だということがよく分かります。

 即決でいきましょう。

2014年11月11日

楽しむ

 

 ボクの初めての海外はハワイでした。

 ただこのハワイ、キャンセルするつもりでいました。

 そのころ土日の休みもなく働いていました。

 そこに四泊六日を入れてしまうことなどできるはずが

ありません。

 

 このハワイ旅行、仕事で加盟している会のもので、

それも楽しくないと感じていた一因だったかも。

 ただ会のまとめ役の人からツアーは16人で成立するから、

ツアーにならないと費用が格段に上がってしまうと聞かされ

参加することにしました。

 

 そんな感じで参加したハワイでしたが、出かけてみると

想像に反して一番楽しんでいるのは自分でした。

 ハワイの観光地、カラカウア大通りを歩いていると

アイスクリーム屋さんがありました。

 試しに食べてみるとコーンから作っていてとても

驚きました。くるくるっと焼いて作るのです。

 

 なんだか楽しくなり、この通りにあるアイス屋を

制覇すると決めました。なもので、一緒に出掛けた

人たちから池田さんが一番楽しんでる、なんて

言われました。

 

 この通りにあるアイス屋を制覇した人などあまり

いないと思います。

 こんなものまで遊びに替えることができるのです。

 行かないと決めていたのにこの変わりようはなんだ

って思いました。

 受け身でいては楽しくないと思います。

  よーし楽しんでやるぞ、です。

2014年11月10日

世界

 

 昨日、何人かでお話しさせていただいたのだがとても

おもしろい話題がいくつか出た。

 ある男性が、人はそれぞれ別の世界で暮らしている、

そんな話をなさった。

 

 これは確かに言えることだと思う。

 ただ表現が難しいので噛み砕いて書いてみると。

 

 いつも喫茶店で出会う男性がいるとする。

 そこでは会うのだがよその世界、別の場所では会う

ことはない。こんなことはよくある。

 これはそれぞれ別の世界で生きていると言えるはずだ。

 

 昨日はショッピングモールでお話ししたのだが、

ここには一日何千人という人が訪れるに違いない。

 だが、毎日のように出会っていても、そこに行きかう

人たちの名前も住所も知らない。よそで出会っても

だれだか分からないはずだ。

 

 ボクたちの乗ったレールはときによそのレールと

交差はするのだが、すぐに離れていってしまうのだ。

 この状態はそれぞれが自分の世界を生きていると

いうことだろう。

 

 自分が見ている世界は人が見ている世界とは実は違う。

 そこに自転車に乗る仲間、同じバイクが好きな者同士、

歴史に興味のある人たち、みたいに共通点が作られると

話しは違ってくる。

 ボクたちは同じ地球に暮らしていると考えているが

そうではなく、ただときにある共通点によって

一堂に会すことがあるという、存在なわけだ。

2014年11月 7日

責任

 

 三年ばかり前のこと、いつもの山を歩いていると上から

話し声が聞こえてくる。いつもと雰囲気が違う。

 顔をあげると三人の救急隊の人たちが担架を持ち

降りてこられる。

 

 担架にはおばさんが乗っておられた。

 足をケガしたのだろう。

 ここは少し回るとアスファルトの道路がある。

 そこなら車が走れるから下山もすぐだ。

 

 それを考えると山道でケガしたに違いない。

 しかし、このルートは滑りやすい。ボク自身、下山では

使わない。登るときのみ使ってる。

 見ると何度もずるっと滑ってとても歩きにくそうだ。

 

 先般の御嶽山の噴火を思いだし、この光景を思い出した。

 山でなにかあると救助するのも大変だ。

 それは街中とは比較にならない。

 

 自然のフィールドというものは、なにかあっても助けて

もらえない、が基本に置いておかなければと思う。

 自然の山に立ち入ることをだれも非難はできない。

 が、しかし責任というものがついて回るとも言える。

2014年11月 6日

繰り返し

 

 先日、一日、ある催しがあり参加してきた。

 せっかくだからと計算ゲームをやってみた。

 簡単なゲームを白紙に書き、会場にいるみなさんに答え

を出してもらうものだ。

 

 今回はかなり趣向を変えてやってみた。

 まず、会場に向かって、これから九つの数字を書いた

ものを見せます。それを必死で覚えてくださいと提案した。

 九つの数字を覚えるのは大変だ。

 

 会場には年配の人が多く、観客は40人くらいだ。

 舞台に立つと意外に高く感じられる。

 さて、この九つの数字だが、開けてびっくり、全て3だ。

 覚えるもなにも3を九つ唱えていただければいい。

 

 はい、分かった人、と声をあげるもだれも挙手しない。

 要はここで観客のみなさんをゲームに招き入れるつもり

だったのだが、バランスの崩れたシーソーに。

 続いて次は本当に覚えておくのが大変な十個の数字を

書いた紙を提示したがそれにも反応はさっぱり。

 

 かなり心が壊れそうになったがなんとか気を取り直して

次の問題を出題。519=みたいな問題だがやっと挙手

される人がちらほら。

 人間、新しいことに取り組むと失敗するものである。

 

 終わってみて初めて分かることがいくつかあった。

 だが、そんなものかもしれない。はじめ、3の問題で

場をつかむことを考えたがうまくいかなかった。

 ただ同じことをやっても何度かやるうちにうまく

できるようになるだろう。

 

 実際の現場というものは、頭で考えたようには

いかないのである。

 繰り返しやって慣れていくしかない。

2014年11月 5日

ランナー

 

 10キロを完走できた。すばらしいことだ。

 走っているときなにを考えていたか。

 あることばかり考えていた。

 

 スタート直後はだれもが軽快なダッシュを刻む。ダッダッ。

 しかしそのうち乱れ、集団もまばらになる。歩く者も出てくる。

 そのとき周囲は無音だった。音らしきものがしない。

 周囲の苦しそうな気配、やっと運ぶ足、それらだけが届く。

 

 少し前、芸能人が100キロマラソンにチャレンジし見事

成し遂げた。それだけが頭に浮かんでくる。

 芸能界で生きていくためには、突然100キロマラソンに

チャレンジしても走り切るぜ、そんなふうに聞こえてくる。

 

 コースはほぼ平坦なのだが、何か所か上の道路をくぐる

場所がある。少し下り坂と上り坂。

 いつもは山を登るのでここで少し元気になる、錯覚だが。

 

 給水のところでコップを手渡している人たちがそっと

口にする。頑張って、ここが大事ですよ、あと三キロ、

これらの人たちはどれだけ声をかけてきたのだろう。

 

 その言葉でなんとなく元気が復活する自分。

 走り終えて分かるのはこの日一万人以上で走ったわけ

だが、これらのランナーがいなければ完走はできなかった。

 いつもは三キロくらいで歩きに切り替えているもの。

 みんな懸命に走っているのに自分だけ歩けない、

そんな考えが浮かんでは消える。

 一緒に走るランナーから元気をもらう、あなたも

体験してみては。