2013年10月30日

説明書

 倉庫を設置することになり、先般、買ってきた。父親が
「これは安い、ぜひ買おう」なんて言ったからで、あまり
必要性はなかった。ほかにも三段棚が「安い、安い」と買った。
 必要だから買うのではなく、安いから買うという感覚は、
卒業できそうにありません。

 は、いいのだが、昨日、父親と組み立ててみて重大な
ことに気がついた。なんと、二人とも組み立て説明書が
読めないのだ。

 いきなり、始めてしまう。
 「倉庫だから、底板からじゃろう」。これは間違いない。
 倉庫の周囲を形作る壁をセットしてみる。すると、
それぞれの板(金属製)には5、とか6など番号が書かれてる。

 説明書を見ると横の壁は6と7だと分かる。父親はその
6と7をネジでとめていく。「本当に大丈夫なんだろうか」。

 ここではじめて、組み立て説明書を眺めてみる。
 すると組み立て順序などの言葉も見つかる。「おとうさん、
組み立て順序があるんだって。倉庫だから組み立ててみたら
ドアが入らないとかつまんないことになるって」。

 すると横の壁と底板とは四つの穴のあいた板とともに
ネジでとめるよう書かれてある。どこが合うか探してみる。

 やっと見つかりネジでとめていく。ここで後ろの板、二枚
9と10をセットしネジでとめる。はじめ分からなかったが、
「強く押しながら回してください」とあり、押すとネジが
入っていくことが分かる。この方式だとバラす(解体)
ことは不可能だろうな。

 結局、作業はここまでで放置してある。世の中には取り扱い
説明書をきちんと読む人もいるようだが、たいしたものだと思う。

 ボクたちはいつもまず取り組み、途方に暮れ、やっと説明書
を取り出し、順序を理解し、セットすることになる。
 「その方が時間かかるだろ」とは思うものの、そうなって
しまうのだ。


2013年10月29日

厳門

 先般、厳門と呼ばれる場所に行ってきた。
 巨岩、奇岩の一つで、真ん中が空洞になっている大岩だ。
 周防大島にある。

 四つの奇岩を合わせて「四岩あわせ祈願(奇岩に引っかけて
あるのかな)」だそうだ。
 ほかにも立岩、帯石、岩屋権現とあり、合わせて四つ。
 帯石と岩屋はまだ訪れていない。

 立岩もそれはそれはすばらしかった。屹立する大きな岩、
つくづく見てしまう。異様な姿に感動してしまう。
 中ほどから上のあたりに鳥の巣のようなものも見える。
 立岩はすぐそばを道路が走っているので見学は簡単。

 厳門はサンシャインロードと呼ばれる道を歩く。
 ものの5分ほどで到着できる。右手に少し上がると看板。
 左手、海岸に向かって降りると厳門が見える。
 途中は木立になっており、突然視界に入ってくる。

 この厳門のあたりをしばらく散策したが、人っ子一人いない。
 夏なら完全なるプライベートビーチだ。時折、少し沖合を
漁船が疾駆する。

 ザザーと波が押し寄せるが、遊泳に適しているかどうかは
分からない。
 すぐ裏手が竜崎温泉だ。
 厳門はどちら側も壁が立ちはだかり、遭難した小船が
漂着したかのごとくのたたずまいだ。

 波にキラキラ太陽が反射し、まばゆいほどの美しさ。
 「海ってこんなに美しかったっけ」、思わずそんな感想が
こぼれでる。
 瀬戸内にまだこんな景色が残されている。要は、みんな
知らないだけ。すばらしい景色を求めて出かけてみよう。


2013年10月28日

 昨日、あるお店にお邪魔した。
 ジャムとか販売され、喫茶部門もあるオシャレなお店だ。

 実はここのオーナーは知り合いで、店の前を通ったので
寄ってみることにした。

 ただ、問題があった。
 会うのは実に久しぶりで3年は軽く経過しているはずだ。
 もちろん相手はこっちを認識できないはずだ。
 要するに、認識されてない程度の関係だということになる。

 道中、あれこれ考えた。
 破顔し「いやー久しぶり、ここの近くに寄ったんで。
その後、どうですか」。これをその後作戦と名付けた。

 または「こんにちは、池田です、覚えてますか。いつ
以来でしたっけ」。これをいつ以来作戦と呼ぼう。

 またはコーヒーを注文し、届いたときに「あ、すいません、
ここのオーナーを呼んでください」でいくべきか。
 これをオーナー作戦と呼ぼう。ただ、オーナー作戦は
怪しすぎる。

 店内に入ると、知り合いがほかの業者さんらしき人と
お話しされている。しばらく待っていたが、終わり
そうにないので店をあとにした。

 ボクは以前から「このような展開のとき、どうするか」、
考えてしまう癖がある。その癖はたいてい悪い光景を
連想させ、憂鬱な気分になる。

 だからそんなものはやめておけばいいのだが、頭が
勝手に連想する。
 覚えているかどうか分からない相手と会うのは実に
おっくうなものだ。ホントに。


2013年10月25日

自然

 かなり前のことだ。スキーの雑誌を見ているとこんなことが
書かれていた。

 「スキーは地球がくれたスポーツ」。うまいっ。
 うーーーん、確かにそうだなー。

 地球の自然が雪を降らせ、そこを滑ることができる。
 そもそも雪がなければそんな発想は出てこなかったはずだ。

 いつごろからか、スキー場では人工降雪機を用いて
雪を降らせるようになった。朝方、スキー場に行くと
20センチくらいのビニールの管から細かなザラメ状の
氷のつぶが巻き散らかされる。その音が「シュッシュッ」
と聞こえる。

 ただ、この降雪機、電気をたくさん食うらしく、それが
スキー場の経営を圧迫していると聞いた。

 逆にそれだけ自然の雪はすさまじいエネルギーを有して
いると言える。

 スキー場に向けて車を走らせていると、朝方などは特に
木々に雪がかぶり幻想的な光景が広がる。

 そしてスキーヤーなればこそ、「この雪をスキー場
に持っていけばいいのに」。
 スキーヤーの目線からすると「関係ないところに雪を
まくなよ」なのだ。

 ま、実際のスキーって朝方などは凍りついてガリガリ
になってることも多いんだけど。
 とにかく、スキーは地球がくれたスポーツなことには
違いない。それからすれば山登りもそうか。かもね。

2013年10月24日

お金

 先般、ある新聞記事を見て戦慄を覚えた。
 和牛商法に出資した投資家たちのお金、それぞれにどれだけ
のお金が戻ってくるか、暫定で出されていた。
 和牛商法についてはそれに関する書物も何冊か買い、読んでいる。

 東日本大震災などの影響もあり、破綻してしまった。その
結果、戻ってくるお金は出資金の5%くらいになるで
あろうとの記事だった。

 5%と聞いてもピンとこないかもしれない。
 100万円出資し、戻ってくるのは「よくて5万円」って
いう話だ。

 投資家の多くが、100万円という単位ではなく、中には
300万円、1000万円の方もおられたはず。
 「そもそも投資なんだから、自分の儲けのためなんだから
戻ってくるのが少なくても自業自得」と思うかもしれない。

 しかし、余裕のある人ばかりではないはず。
 おまけに戻ってくるのが5%ではショックもはかりしれない。
 なにが言いたいか。お金によほどの余裕のある人でなければ
「多くの利息を生み出し続ける」みたいな話に乗らないことだ。
 だれしもお金は欲しい。

 今、手持ちのお金が大きくなって戻ってくるなんて、
うれしくないはずがない。
 ただ、もともとの根っこのところにあるものは「他人
より多くのお金が欲しい」があったことは間違いない。

 この商法を紹介した人も、友人関係が破綻し、仲間が
離れていったに違いない。
 失うものはお金だけではなく、信頼関係まで崩壊させて
しまう。その根っこに「自分だけ得をしたい」があるのも
また間違いない。そこに付け込まれているとも言える。


2013年10月23日

 株の売買をやっててなにが一番辛いか分かるだろうか。
 もちろん人によってそれぞれあるかもしれないが、売買を
する人にとり、かなり重要で切実な問題がある。

 想像すると100万円が50万円になった、とか40万円
になったとき、とても辛いと感じると思うかもしれない。
 それももちろん辛いのだが、ケタの違う辛さがある。

 自分が売った株がその後も順調に値上がりするのを
見るのはとても辛いものがある。
 損するよりきつい。

 売買の手法のひとつに「自分が関わった株はその後も観察
せよ」がある。買う前から考えれば売買が終了した時点で
2年や3年はその株を観察していることになる。
 それだけ詳しくなっているわけで、その後の動向を
占うことも容易にできるわけだ。

 だから、続けて観察することは意味のあることなのだが、
値下がりしていればまた別だが、値上がりしているのを
見るのはとても辛い。
 ときに見なくなってしまうこともあるほどだ。

 幸い、これを軽減させる方法はあることにはある。
 それはあらかじめ3単位とか4単位買っておき
1単位づつ売っていくというものだ。
 株価が上がりながら売っていけることを「売り上がり」
という。

 正しいのは「一度、手放した株についていつまでも
ガタガタ考えない」ことなのだが、人間の心理って
実に複雑でそれを許さない。それが実際だなー。


2013年10月22日

自営

 サラリーマン家庭の方たちと話していると、よく「自営の
人はずるい」って聞かされる。

 「自分が頑張ったわけでもないのに、親が自営だから
自分も取締役になったりして。実力があるのならいいけど、
そんなことばかりじゃないでしょ」。分かるなー、それ。

 確かに子供の時点ではなにもしていないかもしれない。
 ただ、なんていうかな、相続したとも言えるんじゃないかな。
 親は自営業で成立するまでに大変な苦労をしているもの、
それを成立させ、うまく運営してきたわけだ。

 知らない人が多いと思うが、自営業として独立した会社の
ほとんどが10年以内に社会から姿を消していく。
 存続させるだけでも大変なことなんだ。

 そして帳簿には記載されてないが、自分のお金、時間、
人間関係などが出資されている。それらを捧げてきたわけだ。

 株式投資でも、ほかの投資にせよ、だれもが「オレは
元本にこれだけ入れた」があるわけでしょう。
 だから儲けを計算するとき、元本を引き算するのは当然
のことだ。という気分が自営業に働いてもおかしくない。

 ごまかす気がないのであれば、子供を会社に入れ、
生活させてやりたいと願うことはおかしくない。
 少々、変わった相続のさせ方くらいにとらえておけば
いいんじゃないかな。

 人間、いっときに大金をもらってもすぐに散財して
しまうからね。それより装置として相続させてやるのがいい。

 またね、ぼんやりして見える子供の方も、ぼんやり
してるように見せている面もあるからね。
 裏ではきっちり研鑽を積んでる場合も多い。
 職人が暇そうに見えるのと一緒かな。
 とにかく、いつの時代も「これだけあれば大丈夫」なんてない。
 常に変動する社会に対して即応していくことが大事だ。

2013年10月21日

核心

 物事、目の前にいる人と少し離れている人とでは受け止め方が
違うものだ。だよなー。

 何度か、うちの家を代表して市役所の説明会に参加してきた。
 一番、最近のは家の横の道路に消防車が入れるようにしたい、
そのため、ブロック塀などを設置するとき、敷地から下がって
作ってほしい、そのための要望をする説明会だった。

 ただ、「既に作られて間がない塀についてはそのままで
けっこうです」だったので、これで進むんだろうか。
 作ったばかりの塀を取り壊せっていうのも難しいよね。

 指定された建物に入ると「道路はこのようになります」
ってペーパーを渡される。サーーッて血の気がひく。
 消防車を入らせるためにはかなり引っ込まなければならない。
 だが、説明を受けるうちにその意味、意義などもはっきりし
「当然だよなー」みたいな気になってきた。

 で、それはいいのだが、家に戻り、ボクの口から家族に向け
説明をするとしっくりいかない。家族それぞれが言いたい
ことを口にする。一番多かったのが、「全てのお宅が足並み
をそろえるのに10年はかかる」だった。

 ま、当然だろうな。だからって消防車が入れなくても
いいことにはならない。それを含めて説明するのだが、
防災の見地から聞かされていない家族にはなかなか納得
いかない様子だ。

 ボクはそのときなんとなく、核心に迫った人と、周囲で
観察している人との温度差を感じたものだ。
 話だけ聞いて、消防車が入れなくてそれでいいんですか
っていうのと、指定された建物にて解説していただいた
身との違いだろうか。

 「あんなの聞いたってつまらないだけ。時間のムダ。
内容なんて分かってるんだから」、たまにそんな意見を
聞くことがあるが、上記から観察する限り、そうとばかりも
言えない気がするな。


2013年10月18日

慣れ

2013年10月17日

備える

 昨日の昼ごろだ。車を走らせていると、自転車に乗った
おじいさんが前を横切ろうとする。おじいさんの視界に
こちらの車は入ってないようだ。
 それでも気づくかと思い、速度を落としまさかの
事態に備えた。

 おじいさん、ボクの車の前に自転車と自身がかぶさった
ところでようやくこちらに気づき、「おっと」という
感じで片手をあげ「すまんね」のポーズ。

 この、すまんねの時点で車とは1メートルもなかった。
 そこでボクはなにをしたか。
 左手を自分の前に出し「どうぞどうぞ」の合図。
 「そのまま進んでください」。

 おじいさん、無事に横切ることに成功。ただ、あの
おじいさん、いつかは事故に巻き込まれるかもね。

 さて。
 このような事態になった場合、たいていの人の反応は
違うと思われる。クラクションを鳴らして「オマエが
間違ってるぞ」か、中にはウインドウを下げ「危ないぞ」
もあるかもしれない。

 ただ、ではどうしてボクがそのような心境に
ならなかったか、速度があまり出てなかったからだろうと
思う。心にゆとりがあり、まさか、が眼前をちらつき、
備えていたからだろう。ボクも腹が立つ場面はたくさん
ありますよ。昨日はなかったけど。

 やはりゆとりとか余裕というのは、速度も関係している
と思う。できるだけゆっくり走らせよう。それだけ危険
から逃れることができる。自分に対しても同じこと、
言わないとね。


2013年10月16日

利き足

 利き腕はよく利くが、利き足というのは耳にしたことは
あるだろうか。日ごろ、あまり意識しないはずだ。

 ちなみにボクは右利きだ。
 利き足があることが分かったのはスキーをやってるときだった。

 なぜだか、左にターンするときは簡単にできるのに、
右ターンをするとき、危険な感じがして仕方なかった。
 少し上達すると、左ターンばかりで滑るようになる。

 左ターンばかりで滑れるのか。左できちんと曲がり、
右になるとほんのわずかな距離で回頭しようとする。
 下から見ると下手くそな「くの字」みたいになってたはずだ。

 ただ、やはり慣れが関係しているらしく、上達してくると
どちらのターンもうまくできるようになった。
 スキーの選手は左右の筋力が同じになるよう、鍛えてると
いう話だった。

 また、ハワイでのことだが、遊びでジェットスキーに
乗った。これがコース設定がされてあり、左巻きにしか
運転するなということだった。

 右回転しようとすると、本能的に怖いと感じるから
だろうと思う。
 これも利きが関係しているのではないだろうか。

 あなたは駅を利用するとき、左右の階段、どちらから
降りるだろうか。ボクは無意識にも決まって左だ。
 思い出してみてほしい。左が多いと思う。
 これも利きが関係しているのだろう。

 生活の中に意外にたくさんの利きが存在していて、
それはある意味、ボクたちを支配しているわけだ。てな
ことをたまに考えてしまう。


2013年10月15日

鶴見岳

 鶴見岳に登ってきた。これだけでどこの山か分かる人は
九州に詳しい人だろう。別府の町を見下ろす標高1376メートル
の山である。

 別府の町からなら、てっぺんにテレビ塔らしきものが並んでる、
もしくはロープウエーが見えれば、その山が鶴見岳です。
 なぜ鶴見岳か。別府を旅行したからだが、事前にネット
にて調べておいた。由布岳か鶴見岳か。

 山は意外に難しい。それは取り付き、どこからスタート
すればいいか分からないからだ。ナビに鶴見岳と入れるが
山を案内などしない。ロープウエー乗り場くらいなものだ。

 そこでロープウエー乗り場に向かい、車はそこに。
 歩き始めるとすぐに登山道の看板を見つけた。
 そこから4キロ。2時間半はしっかりかかった。

 このロープウエー乗り場の標高が750くらいなはずなので
標高差700メートル近くを登ったことになる。
 ほかにも杉の井ホテル駐車場のところに登山道の案内がある。
 その名を一気登山道という。

 日ごろは山といってもアスファルト舗装の道を歩くので
山道は久しぶり。ところどころに「頂上までの所要時間」
の看板がある。目安にはなるが、うんざりさせられる一因
ともなる。

 午前11時に出発し、到着したのは午後1時40分だった。
 ほぼコースタイム通り。さすがに頂上からの眺めはすばらしい。
 別府湾を一望できる。この標高差をロープウエーなら10分だ。

 下りはロープウエーを使った。旅行の途中ということもあるが、
足がくたくた。鉄輪(かんなわ)で上人湯(100円)に
入り、疲れをいやした。上人というのは鉄輪開祖の方らしい。
 これから旅行のついでにあちこちの山に登ってみたいと考えている。

2013年10月11日

吸収

 ボクはよく本を読む。買うのは毎月30冊近く。読むのは、
終わりまで読むのは、この3分の2くらいだろうか。

 本のすばらしいところは、いろんな知識を獲得できたり、
おもしろい人生を送った人のストーリーに触れることが
できること。
 人はいろいろ忙しく、1対1でじっくり話をすることは難しい。
 それが本という手段を使えば、それに近い体験が可能になる。

 ボクは多分、新しいものに興味を持つ人間なのだろう。
 そんなものの存在を知ると、近くによって確かめたくなる。

 人と話していて、その人が神社仏閣に関心を寄せる人で
あれば、すぐに情報を得ることができる。登山に興味のある
人であれば、その情報を簡単に入手できる。

 般若寺もそのつながりで訪問できたし、文珠山もその情報
を頼りに登った。
 神社仏閣は興味のない人も多いと思う。山もそうだろう。

 だが、それは知らない世界の入り口でもある。
 そのためには、やはりなんにでも興味を持つことが大事だ。
 他人の話に少し引っ掛かってみる。
 「おや、待てよ」。

 当然、他人の話は外国のものであったり、遠く離れた
場所のこともある。すぐにというわけにはいかないだろう。
 それでも無視しないで頭に入れておく。
 近くであれば機会を作って訪問してみればいい。

 人は一度ルートができてしまえば、再訪は簡単だ。
 また、ほかの人にその情報を伝えてあげれば、その人に
とって有益だし、一緒に訪問することもあるはずだ。
 他人の話に少しだけ引っ掛かってみる。おもしろい
展開になると思う。

2013年10月10日

プロ

 ボクは料理をしない。できない。
 最後に料理したのは中学生のころ、インスタントラーメン
を作ったときくらいか。ただ、このラーメン、ものすごく
こだわりがあった。

 卵、野菜なども入れるのだが、野菜を入れるタイミング、
卵が半熟に仕上がるタイミングをとても大切にした。

 白身は完全に固体になり、押すとドロッと黄身が出る、
が最高だ。また、ラーメンの麺もうっすら透明になる
頃合いを見極める。
 ま、でもそれはやはりそこまでだ。

 で、そのまま大人になり、自分では料理せず、作って
もらったものをいただいている。料理屋さんでは飽くなき
探求心をもって「うまい」と思える一品を探している。
 そんなおいしい料理に出会うといつも感じることがある。

 野菜に肉に調味料の数々、素材は同じなのに料理人の
手にかかると魔法にかけられたようにおいしいものが
できあがる。一方、自分はいくら新鮮で、高価な素材を
用いても、見た目も悪く、おいしいものなどできない。

 これはもう、素材を大切に思うなら、ボクのような
人間が料理にたずさわるべきではなく、プロがプロ
らしい仕事をすればそれで十分だ。

 この世には素材が満ちあふれている。料理に限らずだ。
 だからプロというのはすばらしい。お金を払う価値がある。
 料理屋に行くといつもそんなことを考えてしまう。

 プロの大事なところは「うーーん、やっぱプロは違う」と
言わせてしまうところにある。
 プロになろう。プロフェッショナルに。


2013年10月 9日

助け

 ボランティアという言葉は年代によって受け止め方が違うと思う。
 ボクの感覚からすると、「タダで働くこと」である。
 どこか自分が損をする、迷惑をかけられる意識が強かった
ものだ。だが、現在は違うだろう。

 何度かの大震災、津波の多大なる被害を見ることにより、
「いてもたってもいられない」気持ちが作られ、タダ働き
の観念がきれいに洗い流されたのかもしれない。ボク自身は
間違いなくそうだ。

 そのあとの世代になれば、だからボランティアという言葉
自体、「やって当然」「大人ならやれよ」みたいに変化
していくものなのかもしれない。

 そんな下敷きがあったからだろうが。
 先般、あるご案内があったのだが、そこには「集中豪雨
がありましたが、行事はおこないます」とあった。

 その行事には参加したが、集中豪雨の被害には気が
回らなかった。「そうか、なにができるか分からないけど、
だからこそ現地を訪問して泥の運びだしでもなんでもやって
なにができるか考えよう」と思った。

 で、主催者(行事の)に電話を入れたのが月曜日だった。
 主催者によると「今は落ち着いており、気持ちだけ
いただきます」なる返事だった。

 これで実際に現地に出掛けてのボランティアはおあずけ
になった。なんていうか、片方に困った人たちがいて、
片方になにかできないか考える人がいて。だが、両者
はなかなか結び付かない。ボクにせよ、前々からの知り合い
だからその気持ちになったわけで、ボランティアならどこでも
いい、わけではない。

 「これは意外に困った問題だぞ」とは思ったが、
相手に対してはそんなメッセージを送り続けることは
大切なのかもな、と思った。


2013年10月 8日

泥棒

 ただ今、具体的に泥棒の被害にあわないよう、注意してる、
気にかけてる人というのは少ないに違いない。
 ただ、それは泥棒被害にあってないからだと思う。

 うちの職場は二回やられている。だからだろうか、防止策
を考える癖がついている。その点では良かったかもしれない。
 その後、うちに侵入した泥棒はつかまった。そのとき
所持金60円あまり。まず泥棒がどこから侵入したか、だが。

 隣のお宅との間に30センチばかり透き間がある。人目
につかないと思ったに違いない。ここに二か所、窓があるが、
その一つから、カギのところにドライバーをあて、ガラスが
5ミリほど壊れており、カギが開錠されていた。

 侵入した曜日だが、木曜日の夕方くらい。
 火曜日と木曜日の午後は事務所を留守にするので、この日
をねらったようだ。
 これらを考えてみると、この泥棒、何度も下見に訪れ、
スキができるのをねらっていたことが分かる。

 ここで保険の観点から。
 会社のお金は保険が使える。警察に届け、帳簿を調べれば
被害額が算定できる。困るのは個人のお金。ボクの個人的
なお金を置いていたが、被害額がどれだけかもはっきりしない。

 クッキーが入っていたカンを一時預かりとして使用して
いたが、小銭はそのままで紙幣のみなくなっていた。
 金額にして4万円近かったと思う。

 このようにしてみると、防止策もなんとなく見えてくるはずだ。
 「いつも留守にする曜日、時間はいつか」「お金が集合
する曜日は、日にちは」「不用意にお金を置いておくな」。

 あくまでボクの想像だが、泥棒はスキの多い事務所を
何件か頭に入れておき、一番ベストな状態になったところを
襲うのではないだろうか。
 常に見られていると考えていた方がいい。

2013年10月 7日

立ち読み

 いつも行く本屋さんで立ち読みの男性を見かける。
 いつも思う、「あんなんで頭に入るのかな」。
 ボクもかなり以前のことだが立ち読みしてみた。かなり
お得な気がして。

 本屋なので分かったことだが周囲を人が歩く。たまに
本屋の宣伝もある。ボクの場合だが、本に没頭する
ことができなかった。

 立ち読みした本を買い入れ、自宅で読むとすれば、実に
もったいない気がしたものだ。
 だって途中まで読んでるわけだし。

 立ち読みの本を買って自宅でゆっくり読んでみると
驚きが待っていた。全く頭に入ってなかったのだ。
 初めて読んだ本のような気がした。
 はじめ「違う本なんじゃないか」って思った。

 それなら、立ち読みの時間がとてもムダに思える。
 そのころは、まだまだ本屋さんの店頭でどの本が良いか
「はじめに」と「終わりに」を読んで吟味してから
買い入れていた。

 立ち読みの弊害に気づいてからは週刊誌、新聞などから
得られる情報のみをあてにして買うようになった。
 具体的には「推奨欄」を読み、気になった本を買うように。
 もちろん当たり外れは仕方がない。

 ボクの感想だが立ち読みは弊害が多いと思えてならない。
 それが「ちょっとしたお得」の気持ちもかきたてて
いるとしたら、かえってもったいないことだと思える。
 それほどお得じゃありませんよ。立ち読みでしっかりと
内容が頭に残るのならいざしらず、そんなことはないと思うから。


2013年10月 4日

産地

 スーパーに行くと「よくもこんなところから」と思う
場所からの野菜が並んでる。ここは山口県だが福岡県産
などまだ近い方かもしれない。

 ゆでたタコは「地中海産」だった。
 切り身にしてしまえば、タコはタコかもしれないが、
なんとなくがっかりさせられる。ごく普通の食材でも
こうして海外からやってくるサマを見ると改めて驚かされる。

 これの対極にあるのが、作ってる場所での販売になるだろう。
 以前、何度か農家を訪問したことがある。それぞれ別。
 農家の方がある会に参加しておられ、それから訪問した
ように記憶している。

 その方が作っておられる畑を案内され、どのような思い
で作られたか説明をしていただける。
 畑から引っこ抜いてどろがついたままの野菜を「ほら」
と見せていただき、その場で醤油をたらしてかぶりつく。
 野生の醍醐味がドッと押し寄せてくる。

 本当はそこまでおいしくないのかもしれないが、とても
おいしく感じられた。
 農家ばかりでなく、こうしたことがきっかけで買う
ようになったものも多い。

 ただ、そんな農家の方たちが決して裕福でもなく、
ゆとりある暮らしをしているわけでもないことも知った。
 「なにかの歯車がおかしいんだろうな」とは思うが、
それがなにかは分からない。

 自分の周りを見渡してみよう。意外に楽しくなる買い物
ができる下地はそろっているかもしれない。まずはアンテナ
をあげることだろうな。


2013年10月 3日

パスポート

 行政も相手の身に立って考えるとお金と時間が浮かせる
って話をしてみよう。

 先日、散髪してもらいながらパスポートの話になった。
 店主「パスポートは市役所でもとれますよ」。便利に
なったものだ。ボクは県庁まで取得に出かけたことがある。

 パスポートは有効期限のみ注意していればいいわけではない。
 有効期限が3カ月以上残ってないといけないケースが多く、
旅行会社からそれを指摘され、時間の関係もあり、県庁
に出向くことになった。ただ、県庁まで車で3時間近くかかる。

 市役所で取得できれば5分なんだけどね。そのころは出張
申請受付はやっていた。ただ、これは受け付け順で、申請
の時間は何時になるか分からないということだった。
 月に3回だったかな。それでは旅行に間に合わないので
県庁に出張だ。

 問題はここからだ。片道3時間近くかけ県庁でパスポート
の申請にこぎつけたのだが。2週間ばかりするとできあがる。
 で、県庁で申請したパスポートは県庁で渡すことになって
いるって。言われた。

 なんかバカバカしくなってきた。
 片道3時間近くがバカらしいので「出張申請のときに
わたしのも持参してくださいよ」と告げると、「それは
ダメ」だと。がっくり。

 とにかく県庁で申請されたものは県庁で渡すしかないと。
 いうことだった。だから県庁に、また、出かけた。
 市役所だったら5分もかからないのに。

 これにて午前中が2回つぶれたことになる。
 「県民のみなさんのためには、このようにしてあげたら」、
そんな発想が少しあったなら、ボクももっと県庁のことが
好きになったと思うんだけどね。


2013年10月 2日

西表

 3年ばかり前、西表島(いりおもてじま)を旅行した。
 かなり徹底していて、西表島に一週間滞在した。
 これまで外国を旅行してきたが、なんとなく物足りなさを
感じていた。ツアーなので旅行会社が企画する観光地周遊
になりがちで、「地元の人との触れ合い」があるわけでもない。
 そもそも外国語も話せないので難しいのだが。

 そこにいくと、西表島は日本なのでかなり自由な旅行
ができるだろう、そして最大の目的イリオモテヤマネコに
出会えるだろう、なんて考えた。

 ま、実際にはなかなかそううまくはいかないんだけどね。
 テレビの旅番組なんかだと畑作業してるおばさんなどに
声をかけ「ご苦労さまでーす」なんてやってるが、現実
には無理だよね。

 ま、それはそれとして。
 西表島でまずやらなければならないこと、それは自由な
旅行をするためにレンタカーを借りることだった。レンタカー、
あります。軽だけど、ナビつき。

 問題はここで起こった。ボクの前にレンタカーを借りる
はずだった男性、西表島の観光の話などを盛んにやって
いたが、肝心の免許証を車(自分の)に置いたまま
だったことが判明。それにてレンタカーを借りることは
かなわず、バスでの観光に切り替えるしかなくなった。

 あるんだよなー。これ。ボクも日ごろは車に乗せてるからね。
 たったこんなことでせっかくの旅行プランが変更を
迫られる。悔しかったと思うよ。
 ただ、彼は二度と同じ失敗をしないんじゃないかな。
 それはそれで良かったかも。

 「島に行ってレンタカーを借りて、名物料理を食べて」
夢は広がるが、免許証の用意を忘れてはなるまい。
 外国に出かけるときはパスポート、ビザの手配も必要だ。
 周辺事項をきっちりおさえておけってことだな。


2013年10月 1日

向こう

 以前、こんなことがあった。
 ボク 「あんた、今、横になっとるじゃろう」
 相手 「えっ、なんで分かったん」

 電話で話していたのだが、寝転がってる気がしたので
そのように尋ねてみると、当たりだった。

 これが、意外に分かるものなのだ。
 なんというか、くぐもった声、圧迫されたところから
出される感じ、などが伝えてくる。

 電話というのは、相手が目の前にいないのであるが、
目の前にいるかのごとく感じられることがある。電話で
あってもこちらの様子を伝えていると考えなければならない。

 メールもおもしろい。
 決まって5分後に返してくる人、一日かかる人、翌日
になってから返信のある人もある。
 その息をころして待機するサマがこちらに見えてくるようだ。

 なんていうかな、相手が目の前にいなくても、こちらの
様子はせっせと相手に送信されているということになる。
 その人にとって大切なことであればすぐに返信がある
だろうし、たいした用事でなければつい後回しにされ、
忘れられてしまうこともよくある。

 ネットでも同じことだ。
 いろんな人とつながっていたい人の態度はすぐに分かる。
 ネットリテラシーの充実も叫ばれてからかなりの時間が経つ。

 結局、あなたはあなたのままで生活していくということに
なるのだが、意外にもそれが直送もされていることに
注意もしなければならないだろう。