2012年6月29日

五円

 5円を取り出してしげしげと観察してみよう。
 あなたの知らない世界がそこにある。いやいや、ただの知ったかぶり。
 今、使われている5円は昭和24年からそのままデザインの変更は
全くありません。

 ま、ボクも「今の5000円の顔はだれだ」って聞かれても返答
できないのだが、今日はその手の質問をすることになる。
 昭和33年までは明朝体の書体が使われている。

 さ、それでは5円を出してみよう。
 片面に「日本国」「平成四年」としてある。二つの双葉みたいな
ものがあるが、もちろんこれは双葉で、生まれ出る、くらいの意味
だろう。

 それでは、もう片面を見てみよう。
 五円、としてあるが、ほかの絵柄には全て意味がある。
 五円のところの横線は水をあらわしている。穴の周囲にあるギザギザ
は水車、丸くあしらってあるのがお米の稲穂だ。

 元に戻って裏の穴の周囲を見てみよう。ギザギザはないはずだ。
 おまけに、水車は水に重なるように配置してある。

 これらは要するに国の殖産に対する考え方そのままだというわけだ。
 比して10円を見てみよう。裏に平等院が刻印されているが、
5円ほどの意味合いを持つわけではない。

 5円というお金は意外に重要な使命を与えられているというか、
そんな種類のお金なんだ。って、違うか。
 ボクも久しぶりに5円を観察した。小銭の類いは確認などしない
ものだが、改めて見てみるとおもしろいでしょ。


2012年6月28日

値打ち

 たまーにですけど、財布からお金を取り出し、わたくしの目の前
でヒラヒラさせ、見せてくれる方がいます。「これ、分かりますか」。

 よく見ると、今、使われてるお札の一つ前のもの。「あー、それ、
なんで取ってるんですか」「これ、のけてあるんですよ、高くなる
かもしれないでしょ」。
 ちなみに、この会話のとき、ボクがコインマニアであることを
知らないことも多い。

 ボクたちが中学生のころから、「価値が上がるかも、高くなったら
うれしいなー」なんてやってました。同じですね。

 お札はたまに新しくなります。絵柄が変わったり、大きさが変わったり、
で、人は「これを持っていれば価値が高くなり、売らないにしても
ちょっとうれしいかも」で、財布にしのばせておいたり、自宅の
タンスにしまったりするのでしょう。

 ボクから言わせれば財布に入れる、タンスに入れる時点で「もうダメ」
なんですけどね。
 ボクは中学生のころからコインショップに出入りしてますけどね、
これらの話しをたたきつぶす現実を何度も見させられています。

 コインショップのおやじさん「ボクらー(君たち)、なんの話し、
あー、使われなくなったお札かー。ほら」と言って見せてくれた
使われなくなったお札。連判で最後の数字が346だったら、
490くらいまで一枚も欠けることなく。なにかでとめてあったから
多分日本銀行(いや、普通の銀行かな)の帯封がついたまま、なわけだ。

 あるところにはある。すさまじいものが。
 お札は(今は知らないが)PやR、(アルファベット)で始まり、
数字がたくさん並んでる。みんな連判になってる。買おうと思えば
こんなものまで買えてしまうんだ。たまたま使わなくなったお札
の出番なんてまるっきりないわけ。
 これらはもちろん折り目一つついてないよ。
 ボクたちの夢を一瞬で粉砕してくれたおやじさんに乾杯。
 

2012年6月27日

エラー

 エラー銭って、知らないですよね。
 マニアの間ではそのような言い方をします。

 多分、だれも知らないと思うけど、今、使われている50円玉、
なんと、真ん中の穴が空いてないものが流通し、マニアの間で
取引されたことがあります。「絶対ありえない」とか思うでしょ。
(10万円くらいで取引された)

 この50円、真ん中の穴がずれて空いてるのなんてよくあるんですよ。
(よくっていっても、もちろんとても少ない)
 ボクたちは日ごろ、この50円をそのような目線で観察しないので
分からないだけなんです。ボクはもちろん見つけたことはありません。

 お金は国の威信がかかったもの、それだけにエラーが発生する
確率はとても少ないのです。それだけに高値がつく。

 今、使われている5円玉、昭和24年は穴の空いたのと、空いて
ないのがあるんですよ。空いてないのは鳩がデザインされてます。
 鳩の5円玉は23年と24年だけ。レアーですよ。見つけたら。
 わりと多く作られているので高値がつくことはありません。

 切手のエラーもたくさんあります。
 切手は周囲がギザギザしてますよね。あのギザギザがないものや、
印刷がずれているもの、アメリカの古い切手は上下逆さまに印刷
され、これはすさまじく高額で取引されています。

 やはり昭和24年ごろですが、(記憶では)50銭なる単位のお金
が発行されています。金色をした、今の5円玉と同じ色をしています。
 これ、一部にエラー銭が発生しています。

 マニアの間でだれもが知るのが「震災切手」。関東大震災のとき、
発行されたもので、やはりエラーが発生してる。これも高値が取引
されています。

 しかし。
 マニアってすごいなーって思います。
 50円玉の真ん中の穴の位置がずれているのを見つけるんですよ。
(写真を見たことがあるが、ホントにわずか)。
 ボクなんて、今のお札がだれの絵柄なのかも知らないんですけどね。
 人間、それそれと思うときちんと見つけるものなんですよね。
 知らなかったでしょ。

2012年6月26日

言葉

 ゆうべはなかなかに楽しかった。
 いや、ただ、料理屋さんで食事しただけなんだが。

 隣に座ったお客さんにママが言う。「あらー、えらく高いわね、
計算間違いかしら。もう一度計算してみますね」

 お客さん 「ほほー、高くなったか。それはね、もっともっと
高くしてゼロを一つもいで(取り除いて)くれたらええんよ」。

 とっさにこの言葉が出せるということは、夜の世界でかなりの場数
を踏んだからに違いない。

 ママ 「あらあら、もう一度計算してもやはりこれくらいになり
ました」 お客さん 「ええよ、ええよ、カウンターのお客さんに
つけて(支払いをまわす)くれたら」。(ま、これは普通か)。

 お客さん 「このごろ老眼でな、数字が見えんのよ。支払う段に
なるとよけいにな」。(これもありがち)。

 お店の気を悪くさせずに、少しこうした言葉を用いることができるか
どうか。柔軟剤みたいな役目を持つと思うが、ぜひあなたも磨いて
これらの言葉を繰り出してもらいたい。 

 そして。
 反対の隣に座った男性二人。
 カウンターだが、右に座った男性、左利きだ。場慣れしてない気がした。

 左利きの人はカウンターやテーブルなどで「一番左」を指定されるか
左に座った方がいい。右手と左手が料理に対してぶつかってしまうから。
 これも場数の問題だろうね。

 あなたもやってみるといいが、とっさにはなかなかこれらの言葉は
出てこない。やはり日ごろから「こんなときはどのように言おうか」
考えながら、試してみるといい。ちょっとした潤滑油みたいな役目を
してくれ、お株が上がること間違いなし。

2012年6月25日

 人の行動はほぼ全て、頭の中でできあがっていると思う。
 なにを考え、どうしたいのか。で、行動がついてくるから。
 ボクは半径50キロ圏内を行動範囲にしている。

 都会であれば50キロあれば大変な動きだろうが、地方なので
たいしたことはない。片一方は海で、片一方は山だし。

 このごろ、代行運転の使用により行動力がグーンとアップした。
 それから、もよりの駅に安い駐車場がたくさんできた。これらのことと
行動力アップは大きく関係している。

 駅に向かい、すぐに列車に。またその駅に戻ってからは代行運転で
帰宅する。これまでこんなシステムがなかったので、行動が大きく制限
されていた。もちろん、「そもそも酒を呑むな」と言われてしまえば
それまでなのだが。

 また、車でしか行けないところは仕事が終わってそのまま車で向かい、
ビジネスホテルあたりで宿泊する。
 これらの方法により三つの小さな都市を自由に回遊できるようになる。

 もともとはボクの頭の中にもこんな動きは存在してなかった。
 50キロも離れたところに行くとなると「かったるーー」とか
思っていた。だから、よほどの用事でなければ実際、出かけることは
なかった。

 加盟してる会がやはりそれくらい離れたところに事務局があるので、
たまに行くのだが、それしか出かけることがなかったくらいだ。
 人の行動は頭の追認、みたいなところがある。
 まず頭で考え、その後に行動がついてくる。

 頭で考えることが全て、ということになる。
 あなたもどうだろう。50キロ圏内でとらえ直してみればかなりの
対象人口になるはずだ。それなら都会に住んでなくても行動力アップ
につながる。おまけに地方都市三つくらいを掛け持ちできるからね。


2012年6月22日

未知

 人間にとって未知の探検は必然なんだろうか。
 いや、そうじゃない人もいるよなー。

 ボクは中学生のころ、「この先はどうなっているんだろう」、
そんな疑問にとりつかれ、ある行動を取った。

 自転車に乗り、ただひたすら走る。国道が多かった。お弁当を
持ち、ひたすらこぐ。ときには友人を誘って出かけた。
 これは何回やったんだろう。5・6回かな。

 続けてみてあることが分かった。
 ひたすら自転車をこぎ、お弁当を食べて、その後帰宅。この
行程だと「同じ道を往復」することになる。朝、通った道を
またひたすら自転車をこぐ(ペダルを回す)わけだ。

 景色としてはなんら変わりない。
 自転車の場合、やはり機動力があるから、片道で30キロは走った
気がする。そのうち変化を感じなくなった。

 で、あることを思いついた。
 列車に乗り、どこでもいいから知らない駅で下車する。下車した
駅から歩けばおもしろいだろう、と。

 地名で言えば「梅林」とか「八木」辺りはこのようにして出かけた。
 自分の知ってる街から未知に向かって出ていく。この感じがとても
良かった。

 帰りは下車した駅でなくても、どこからでも乗ればいい。
 未知に対する関心は人それぞれみたいだ。その気のある人とない
人がいる。ボクという人間はどうやら「大海に漕ぎ出した」タイプ
の人間ということになるだろうか。

2012年6月21日

パチンコ

 かなり前のことになる。知人が「パチンコがやめられなくて困ってる」、
そんな話をする。相談を受けたわけじゃない。話の一つ。

 ボク 「パチンコくらい行けば、なにやったって金はなくなるん
だから」 知人 「あんたなー、そうは言うが、それでなくても困って
んのに。金がなくなるんだよ」。ボク 「なら、やめれば」。

 知人 「軽く言うなよ、軽く。口でいってやめられるなら苦労は
しないよ」。 ボク 「なら、続ければ」。なんの解決にもなってない。
 人間、合理性だけでできてるわけじゃない。

 意志が弱い、お金がなくなると分かってるのに続けてしまう、そんな
ものの一つや二つ、あって当然だと、ボクは思うんだけどね。
 あ、ボクですか。わたくしは株式投資にてお金がなくなっています
ので、今のところほかのギャンブルに費やす時間もお金もありません。

 上の話はギャンブルをやめたい、というものではなかったが。
 ボク 「オレはさ、パチンコは足腰、弱ってからの楽しみに取って
あるんだ。今のところ動けるから、今はアウトドアを楽しむことに
するよ」。 知人 「おー、良いこと言うなー。オレもそうして
みようかな」。その後、彼がギャンブルをやめたかどうか知らない。

 ボクはギャンブルの一つや二つ、やってるのが人間、が基本に
あるからね。どっちでもいいんじゃないの。

 別の知人。
 ボク 「いつもタバコを吸っておられますね」 知人 「おーそうか、
知らんかった。そんなに吸ってないと思うが」 ボク 「わたしは
そんなバイクの排気管の後ろで深呼吸するようなの、やる気は起きない
ですけどね」。って話をしたら本当にやめてしまった。
 そこまでしなくても。

 知らない人が多いと思うが、ボクもタバコを吸ってた。3年くらいで
やめたかな。排気管の後ろで深呼吸してるつもりはなかったが、やめた。
 タバコにギャンブル。人間、自分ではなんとかしたいと思っていても
やめられないものの一つや二つはきっとある。それが人間さ。

2012年6月20日

真実

 みんなは意外なほど戦争について知らないんだな。戦争に反対
するなら、戦争について詳しくなくっちゃ。「反対だから反対」
なんていっても通用しないよ。

 もちろん、日本は戦争を体験してるわけだけど、終戦も近づいた
ころ、「投降ビラ」なるものが空からまかれたことも知らない人が多い。
 投降というのは戦いをやめ、武器を持たない状態になること。

 「日本は戦争に負けました。国民のみなさんはむざむざ命を捨てる
ことはありません。アメリカ兵を見かけたら両手を思いっきりあげ、
戦う意志のないことを示してください」。よく覚えてないが、文面
はこんなもの。(ボクは日本の戦争については詳しくない)。

 これは「投降アナウンス」なるものもおこなわれた。多分、日系二世
あたりのアメリカ人が連れてこられ、「日本人のみなさん、日本は
戦争に負けました。アメリカ兵を見ても決して戦おうとしないで
ください」。そのころの日本人にとってアメリカなまりのある日本語
では不気味に感じて疑ったことは想像にかたくないが。

 日本ではだれもが知る真珠湾の奇襲攻撃、パールハーバーなる映画
が撮影されたとき、日本のゼロ戦は民間人に向かって「危ないぞ」と
警告する意味で翼を上下にあおった、があり、取り入れられたそうだ。

 インドネシア各地で展開されたイギリス軍との戦い。イギリス軍は
前線にて「日本軍のみなさん、お昼になりました。コーヒーでもいかが」
とヒシャクですくったコーヒーをぶちまけたらしい。(ニューギニア戦記)。
 イギリスがいかに戦争に慣れているか、歴史があるかよく分かる。

 みんなもさ、戦争にもルールがあって、それをきちんと守る、が
あることも忘れてはならない。殺戮じゃないんだからね。
 ルールでは「白旗をかかげた者を撃ってはならない」と定められて
いる。赤十字の印をつけた船や車両も攻撃してはならない、もある。
 みんなも日本の歴史についてたまには学習しようよ。

2012年6月19日

儲かる

 株の話しになりますと、よく「どこが儲かるか」と聞かれます。
 そう聞かれた時点で、株の本質を取り違えておられるなと思います。
 「儲かる」というのはどんな作用が起こったときでしょうか。

 300円で買ったものが500円になれば儲かっていますね。
 500円で買ったものを200円で売れば儲かりません。

 儲かると聞かされた株も、このどちらの動きもしてしまうので、
要はこの二つのどちらの動きをつかまえるか、に過ぎないんです。

 儲かると聞かされた株は往々にして高くなってしまってる場合が
多く、過去の値段を見ると500円があったにも関わらず、自分は
900円で買おうとしている。

 それも「儲かる」と信じて。
 こうなると、お笑いの世界のようにも感じられます。

 この900円から上がることも多いのですが、1100円に
なったとしましょう。「もう少し、上がありそうだ。ここが我慢の
しどころ」など考えてしまい、そのうち株価は下がってくるという
わけです。

 株の世界では「上がりシロ」と呼んでいますが、これらの現象を
「高値づかみ」「上がりシロがない」と呼んでいます。
 で、「儲かる」と聞かされた株の大半が、投資家にしてみれば
このような現象を招いてしまいます。

 「儲かる」と聞かされた株で儲けるためには、1年くらい前から
その株を所有している人だけです。

 株の世界では「知ったときがおしまい」というお話しがあります。
 「あなたがその情報を手に入れたのは何番目ですか」です。
 ボクたちの耳に入った時点というのは、往々にして一番おしまい
というわけです。だから「儲かる」と聞かされたら「オレは何番目
だろうか」と問いかけることがまず必要というわけです。

2012年6月18日

出る

 先日のこと。
 母親が「あんたはよう、そんな高いもんを買えるねー」だって。
 自販機でお茶を買った。「そんなもんに150円も出すくらい
なら、家で作れば10円もかからない」。

 それに対してボクの返答は。
 「それはね、お母さん、外に出るか出ないかの違いでもあるんよ」。
 母親はなんのことか分からないらしかった。

 ボクはこの件についてよく思うことがある。
 要するに、これは行動特性の問題なんだな。
 基本的に家にずっといる人、外出の多い人か、だ。

 「お母さん、寒い日の朝早くにスキーに行くとするじゃろ、車を
2時間も走らせて、ようやくスキー場が近くになってきた。そのとき
ホットなコーヒーを呑めるかどうか。120円でホットな気分に
なれたら安いじゃろう」。母親は、分からないようだった。

 経済合理性で考えれば、どちらがお得かはすぐにはっきりする。
 なにもかも家で済ませてしまえば確かに安くあがる。あとは選択
の問題だな。

 「外出するかしないか」だ。
 外出する機会の多い人は外食する回数も多くなる。それだって経済
合理性から考えればムダだ。宿泊費や交通費もかさむだろう。
 だから自販機の150円は外出する人の味方と考えればいい。

 確かにポットに熱いお茶を入れれば用は足りる。だが、外出の機会の
多い人は、そんなことをやってると「外出することがムダ」に思えてくる。
 だから外出が大事だと思えば、自販機はマルだ。
 そもそも、なにが大切なのか、なにを大切に考えていくかは自分
の問題だから、自分で決めればいいだろう。

2012年6月15日

経験

 今、日本という国は「破綻する」「つぶれてしまう」などいろいろ
騒がれている。それにしては、みなさん、目先の生活に励んで
らっしゃるようなので、信じていないのだろう。
 ボクも破綻まではいかないと思う。

 株をやっていると分かることがある。それは。
 「騒がれたことって実現しない」んだ。「あの株は3000円になる」
と騒がれたのに、ならない。その手前で止まってしまう。
 「日経平均6000円割れ」も、さかんに喧伝されたが実現していない。

 これは、分かったことでね、その情報をみんなが共有すると、みんなが
それに対して備える。その備えが実現することを阻んでいるわけだ。
 株の世界では「みんなが動く方向は決して実現しない」。

 さて。
 うちの事務所は2度ほど泥棒に入られた。コピー機の上に生々しく
靴跡が残り、プラスチック部分は重さで亀裂が走っていた。泥棒が
コピー機の心配などするはずがない。

 もし、日本という国が破綻するなら、(可能性はほぼゼロだと思うが)、
お金にはなんの値打ちも意味もないことになる。土地や建物も同様だ。
 てなことをボクは考えた。泥棒の件もあったしね。

 そのとき、意味を持つものは「経験と頭の中身だけ」だろう。
 以前、ボクはよく海外旅行に出かけたが、主な理由はこれだった。
 「経験を盗むことは」できないからね。頭の中身は「生きていく
資質」だ。できているとは言えないが、そういうこと。

 どこの国でも生きていける能力があれば、破綻しても問題ないだろう。
 あなたが本気で破綻を懸念するならば、せっせと預金しても意味は
ないことになる。これまで歴史は「インフレの恐怖」と「デフレの
恐怖」を教えてくれた。どちらもボクたちの所有するお金の意味を
変質させてしまう。破綻しなくてもこれらは実現する。
 やはり、時間を経ても意味を持つものは「経験と頭の中身だけ」
だと思う。

2012年6月14日

身につける

 ボクは暗算の9段を取得しています。取得したのは21のころ
だったかな。

 ただ、おかしな話しですが「21のとき9段でした」っていう
言い方はしません。本当はそうなんですよ。

 そこで。
 今、やってみたらどれだけか。やってみたことがあります。
 少なくとも、間違いなく、4段以上の腕前はありますね。

 改めて考えてみるとこれってすごいことだと思います。時間が
経過していても、これほどの技量を保っているわけですから。
 ま、ボクは現在も数と接する機会は多く、無意識にも暗算をやって
いることはとても多いので。単純には比較できないかもしれませんが。

 ただ、これはかなり重要な示唆を与えてくれてる気もします。
 一度、上達した腕前は、そんなに簡単に下がるわけではない、と。

 能率を考えても分かります。
 「1分間に3個作るのと、10個作るのとでは」、何倍もの効率
の差が出てきます。で、1分間に3個しか作れない人に対して、
いくらゲキを飛ばしても、10個作ることはできません。
 10個作ることができた人は、能力が落ちても6個くらいなら
作ることができるはずです。

 結局、一度上げた能力は、それほど落ちない。わけです。
 それこそ、現在のボクは暗算4段ですが、暗算2段の人より能力は
上なわけです。いくら何十年もやってなくても、ですね。

 そこでボクは思うのですが、能力はほぼ完璧、なところまでまずは
磨き上げることです。そのてっぺんから能力は落ちていくのですが、
中途半端に上手な人よりはまだ上です。

 まずはそれぞれの分野で「ほぼてっぺん」を目指してみてください。
 「ほぼてっぺん」はいつまでも保つことはできませんが、落ちても
ある程度のところでとどまります。一般的には、これくらいでも
十分使えるレベルなはずです。


2012年6月13日

使える

 今は美容院になっているんですけどね、以前はコンビニでした。
 そのコンビニでのお話し。

 レジに並ぶと前のおばあさん、大事にお金を取り出す。それを見た店員、
凍りつく。店員さん、「ちょっとお待ちください」とレジの後ろに消える。
しばらくして「このお金はちょっと使えないんですけど」だった。
 見ると東京オリンピックの100円とか、そんなのばかりだった。

 要は記念硬貨というやつ。おばあさん、どうやってこんなものを
持ち出したのか。いろいろと推察した。

 それはまー、いいが、現実問題として「このお金では買えない」と
言われてるばあさんが目の前に。よってボクは東京オリンピックの
100円を、今、使える100円に交換してあげた。全部で500円
なかったと思う。オリンピック以外の記念硬貨も交ざってた。

 おばあさんには感謝されたがとても複雑な気分だった。

 このコンビニの隣は銀行なんだが、ここに持参すれば両替してくれる。
 東京オリンピックだろうと、沖縄博覧会のだろうと、大蔵省発行
のれっきとしたお金だ。あそこに記載された、表示された金額として
使えなければなんの意味もない。

 ってことを、コンビニの人たちが、レジ奥の人も含めて知らなかった
ことに驚かされた。確かに1円玉は20枚以上はお店が「受け取っても
受け取らなくてもいい」と決められている。ま、記念硬貨もそれに
入るかもしれない。

 ただ、おばあさんの心境を思うとねー。ちょっと違うんじゃないか、
なんてね。
 銀行に持参すると、いくらレアーな硬貨であっても表示金額でしか
交換はしてくれない。それでも交換はしてくれる。
 いや、そもそも、ばあさんの身になってやれよ。

2012年6月12日

悪口

 悪口ってとても楽しいですね。
 ボクも20代の前半のころ、よく悪口を口にしていました。

 ただ、30代に入ったころ、知人から誘われていろんなところに
顔を出すようになりました。
 毎日のように知り合いが増えていきます。

 すると。
 「あいつの悪口を言いたいんだが、言えない」状況ができあがり
つつありました。ボクが話しかける相手がそもそも悪口の対象である
その人を知らないんですから。

 それを今、思うと、悪口というのは閉じられた世界の中のお話し
なんですね。共有してないとできないんですよ。悪口は。

 よってボクたちが悪口を口にするときの状況を思い浮かべてみましょう。
 同じ組織体の中でのことだと思います。
 そこから外に飛び出すと、悪口って全く成立しなくなるんです。

 それから、不思議なもので、そんな感じでだんだん悪口を口にしなく
なると、悪口を言おうとすると、身体の中からスモッグが出てくる
ような気がしてくるんです。

 悪口って習慣というか、癖のようなものなんだなと、このとき
つくづく感じました。20代前半のころは「この世に悪口のない
世界は考えられない」みたいな感じだったのに。とても不思議。

 ボクは18のころから車に乗ってます。で、割り込みなどされて
腹が立つとどなり散らしたりするわけです。クラクションを鳴らしたり。

 ただ、そのあと、すさまじい頭痛に襲われるわけです。孫悟空
みたいな感じ。それからは「怒ると身体に悪い」と考えるようになり、
できるだけ怒らないよう工夫するようになりました。

 悪口ってこれととても似ていると思うんです。
 そのときは悪口で発散できてる気はするけど、それは勘違いで
自分の中にスモッグがたまり、ひいては身体に悪さをするのではない
でしょうか。ボクにとっては、悪口を言うことが身体に悪い、
そんな転換点があったことは確かです。

2012年6月11日

スフィンクス

 あなたもエジプトにあるスフィンクスはご存じだろう。
 ボクも、もちろん知っている。いな、ものすごく知っている。
 ただ、知らないこともあった。エジプトに実際に出かけてみる
まで「知らないことも」知らなかった。

 スフィンクスの実際の大きさはどれくらいだろうか。ボクも数値
としては知っていた。ただ、頭の中でモクモクと大きくなっていく、
そんな感じだった。実物のスフィンクスは確かに大きいが、やはり
長さ35メートル(くらい)を実感させられた。

 日本の人にとってスフィンクスは「もともとはライオンだったの
ではないか」や「なぜ、あんなものを作ったのだろう」の方に興味
が向かっていると思う。ボクもそうだった。

 そして。「知らないことも知らなかった」のはその位置関係。
 エジプトにカイロという街がある。ピラミッド通りと呼ばれる道を
走るとそのうちギザの3大ピラミッドが左に見えてくる。

 その中でひときわ大きなものが「クフのピラミッド」と呼ばれるもの。
 実際にここを歩いてみると単純に分かることが多くある。
 スフィンクスってクフのピラミッドの少し下にある。そのもう少し
下に「河岸神殿」なるものがある。この構図が出かけてみるまで
分からなかった。いや、出かけてみるとすぐに分かった。

 それからもっと単純なことがある。ピラミッドはエジプトに80基
近くあると言われているが、そのほとんどがナイル川に沿って構築
されている。ピラミッドはナイル川がなければ作れなかった構築物
だと、カイロ博物館の入り口にある地図にて一発で分かる。

 ピラミッドも「なぜ、あんなものを作ったのか」、興味は尽きないが
構築物としての分布を見ればナイル川の利用は明白だ。

 ま、ボクの頭の中ではピラミッドとスフィンクスは離れ離れに
存在していた。ただ、実際に出かけてみるとたちどころに「みんな
一緒に」点在していることが分かる。見てみればすぐなんだな。
 テレビとかネットでいろんな情報が手に入ると思うけど、実際に
出かけてみると「こんな単純なこと」に気づくかもしれない。
 やはり出かけてみることは大切だと思うよ。

2012年6月 8日

まとも

 「ビール一杯で、やっとまともになる男」、あ、いや、ボクのことです。
 以前からよくこのように言われてます。つい先日も言われて
しまいました。「池田さんってお昼と夜、お酒呑んでるときと、
なんか雰囲気、全く違う」。ハイハイ。よく言われます。

 ボクは自分しか生きてこなかったので、よく分からないが、それほど
お酒を呑んだときと呑まないときが違うのだろう。

 実はこれ、初対面の方とお会いしたときなどに注意しなければ
ならない点だと思う。初対面のときはどうしようもないが、そのときの
記憶だけで判断しないようにしよう、だ。

 ボクは以前から、よく、いろんなところで出会った人たちと食事したり
お酒をご一緒したりしてきた。そのとき、はっきり分かるのは、意外に
多くの人が初対面の印象と違っていることだ。

 ボクのようにビールでまともになるわけではないが、もっと初めは
「堅い」、そんな印象が強かったはず。そして、話題がガラッと
変わっていることにも驚かされた。
 「あのときこんな話しはしなかったよな」、そんな印象が多い。

 世間一般にもボクのような体質の人は多いのかな。
 ボクは「ビール一杯でやっとまとも」説についてあれこれ考えた
ことがある。きっと、仕事を終えていない緊張感、お酒を呑むときは
完全にオフの感覚が強くなっていることが主因だろうと思う。

 とにかく。
 人は第一印象で判断しない方がいい。
 いや、ボクもついやってしまいがちではあるが。
 初対面の印象は往々にして「その人の本当の姿を表してない」くらいの
認識は必要じゃないかな。

2012年6月 7日

価値観

 「価値観がフラフラ」がボクのテーマかな。
 要は決まった価値観を持たず、良いと思ったらすぐに自分の価値観
を変えるということだ。

 以前はよく海外旅行に出かけていた。
 ロシア、エジプト、イタリア、カナダ、ニュージーランド、台湾、
中国、まだまだほかにもたくさん。

 なぜ、あちこち行くのか。
 自分の中では「なにが大切で、なにに関心を抱くか、はっきり
定まる前にあちこち出かけよう」があった。

 これの伏線は父親にあった。
 父親に「お父さん、あそこに行こう」とか提案すると、少なくない
割合で「やっちもない(つまらないの意味)、行きとうない」と
返ってくる。ボクはいつも不思議に思い「なんで行ったこともないのに
つまんないって断言できるわけ」と問いただす。すると。「つまらん
ものはつまらん」だって。

 要するに父親の中にはきちんと定まった価値観があり、それに
従ってるらしい。で、ボクはそれを不服に感じてたわけだ。

 「だって、それ、やってみたらおもしろいかもしれないじゃないか」だ。
 確かにそうだよね。価値観をきちんと決めるとあれこれ悩まずに済む
けど、新しい価値観を入手することもできなくなる気がする。

 だから「価値観、フラフラ」はけっこう大変だ。
 「これまではこれが正しいと感じてきたけど、今日からは違う」
って、大変だよね。ただ、そうしようと考えているわけ。

 ボクが出会う人たちの中にもうちの父親と似たような感覚の人が
たくさんいる。「これ」と決めると人生はやりやすくなるかもしれないが、
「もっと良いものがあるかも」もかなり魅惑的だと思うんだけどなー。

2012年6月 6日

 株式投資というのは実は、やれないことをきちんと決めるという
ことなんです。

 今、ボクがやってる投資は、多分、あなたが聞けばまどろっこしく
感じる内容だと、はっきり分かる。

 まず、借金してやらない。株を担保にして売買をしない。
 1年以内の反対売買をしない。(長期の時間がかかるということね)。
 ボクの場合、平均して3年くらいかかってる。(株を買ってから売るまで)。

 資本金が100億を越す会社の売買はしない。売買するのは「機械株」
「電気株」「資源」「医療」に限定する。決済は現物のみ。
 これらは意識はしてないが、いつもきっちり守っています。
 ただ、守っているというより、これを外した投資はしない、が正確
だと思う。

 ほかの投資家のことはあまり知りませんが、それぞれがこうしたワク
を設け、その中でのみ売買しているはずです。
 もちろん、このワクは人によって違う。

 ボクは19の年から売買を始め、これまで一度として中断することなく
売買を継続してきた。であるなら、ボクの売買形態は、結果的に長続き
する投資だったことになる。

 株式全体は常に波のような動きがある。要するに上がったり、下がったり
を繰り返す。問題はこのサイクルにある。それが2年単位(小さいのは
いくつもあるはず)だとすれば、2年にまたがって売買すれば、儲けも
損もあまり大きくならないことは確かだ。これは読んだだけでは
意味が分からないとは思うが。

 株式売買というのは「やれないこと」をきっちり決め、守るということ、
なんです。よってボクは借金して売買するにはどうすればいいかいまだに
知らないんです。それでいいんです。

2012年6月 5日

ぐわっ

 昨日、列車の駅を歩いていると。ぐわっ。階段を乳母車があがってくる。
 いや、女性が乳母車(もちろん子供が乗車していた)をだき抱えて
登ってくるのが見えた。

 両手で抱えているからか、乳母車だけがモリモリとせり上がってくる
ように見える。あいにく、ボクが使う駅はエスカレーターなどない
ため、階段をわっせわっせと上がるしかない。

 外国人の女性だった。
 「うわー、大変やなー、どうにかせんと」、内心、そう思った。
 一緒に階段をあがる、ほかの乗客たちは見えないもののように
しぜんに階段を上がってくる。「えっ、なんで」。女性もいるのに。

 「今度は下りの階段がある。どうしよう」。
 とっさにこの場合、英語でどのように言えばいいか考える。
 「ヘルプミーか、ヘルプユー」なはずだ。

 いやいや、ゆっくり考えているひまはない。
 ボクの口から出た言葉は「ヘルプミー」だった。おいおい。
 乳母車を押す女性に「助けてください」ってか。なぜ。

 ただ、外国人の女性はすぐに分かってくれ「オーサンキュー」。
 乳母車の前の部分をあげ、持てるように工夫してくれた。ボクは
カバンがあるため、片手にカバン、片手に乳母車の先を持つことに。

 階段をおりると女性、日本語で「ありがとうございました」。
 これは彼女が日本語が話せるわけではなく、この単語のみ記憶してる、
そんな感じだった。後から改めて考えると「メイアイヘルプユー」の
「ヘルプユー」を取ればいいんだと気づいた。ヘルプミーはないだろ、
ミーは。

 ただ、外国人(アメリカ人だろう)の場合、こういうとき、親切
をきちんと受ける下地みたいなものがあっていいな。日本人だと
「いえいえ、けっこうですから」が意外に多く、持ち上げたコブシは
どこにもおろせない、みたいなことがけっこうある。こんな面は
日本人も見習ったらいいと思う。
 しかし。なぜほかの日本人は平然と見捨てて歩くことができるのだろう。

2012年6月 4日

ギャンブル

 株はギャンブルだろうか。違う。
 ギャンブルみたいな投資もあることはある、が正解だ。

 株式投資とは、自分の資金を使って、ある株式会社の株を買うことだ。
 ギャンブルとは「当たれば掛け金が増える、外れればなくなる」
ものだと思う。ただ、株式投資において掛け金がゼロになることなど
めったにない。ボクは一度もない。
 株式投資の場合、掛け金が倍になるようなこともほとんどない。

 「ジャパンライン株」を買ったことがある。はじめ96円で買い、
その後66円になったので再度、買いましした。今はそうでもないが、
(これくらいの株価のものはたくさんある)この株価はかなりやばい。

 その後、この会社は減資してほかの会社と合併。新生、ナビックス
ラインとして再出発することになる。ボクの所有する株数4000株は
減資したので800株になった。8割(だよね)の減資になった。
 ただ、ナビックスライン株は600円くらいしていたので投資金額は
全く減らなかったことになる。

 この株売買がこれまでで一番危ない投資だ。
 まだ、これでもギャンブルとは言えないと思う。
 掛け金はなくなってないからね。

 以前の知り合いで整理ポストの銘柄ばかり売買している人はいた。
 整理ポストにある株は株価2円とか3円。これが見ていると
おもしろいように値動きがある。2円が5円になるなんてザラ。

 掛け金が倍以上になった計算だ。ただ、整理ポストというのは
そのうち消えてなくなる場所。これらの危険なポストのみ売買
するのは、ギャンブルになるかもしれない。ボクは一度もない。

 要するに株売買は危険な取引もできる、わけだ。安全投資も
もちろんできる。株が危険なんじゃなく、人間が危険な投資を選び、
自分のお金を危険にさらしていることになる。

 よく人に株の話しをすると「あんな危険なもの、手を出しません」
みたいに言われる。果たしてそうだろうか。やってみもしないで
危険と決めつけるのはどうか。ほかの金融商品も危険なものはある。
 だれかが安全と決めたから安全ではなく、自分の感覚を磨く必要も
あると思うな。

2012年6月 1日

失敗

 株売買には失敗が付き物。で、いくら他人の体験談を読んでも、
自分が投資するとやっぱり失敗してしまうからおもしろい。

 他人の投資は読み物としておもしろく読む。が、自分がやると大切な
お金のことなので頭が熱くなり、混乱する。ここはやはり体験して
失敗のなんたるかを学ぶしかない。
 要するに避けられない。

 分かっていてもやってしまうものを挙げるとすると。(失敗とは
言えないものも含まれる)。

 まず株用に100万円用意したとする。330円の株なら3000株
買えるわけだが、なぜだか資金の許す限り、買ってしまう。手はじめに
1000株だけにしておく、などが意外にできない。

 銘柄を一つにすることができず、複数、あるいは5から10といった
単位にまでふくらむ。原因は「あ、ここも良いなー」がほとんど。

 自分なりに長期投資のはずが、気づくと短期になっていたりする。
 毎日の値動きばかり追いかける。

 ある株を買ったとたんに、調子の良いほかの株が目に入り、乗り換え
たくなる。実際に乗り換えする。
 これらは実際にボクがやらかしてしまったものばかり。

 失敗とは言えないものもあるが、これらの結果はあまり良い投資とは
言えない結果で終わってる。

 問題なのはこれらの話しを聞いても全く参考にならないこと。
 他人の話しとしては楽しく聞けても自分がおこなう番になると
とたんに動きがおかしくなる。やはりやってみないと分からない。
 これらはみな、心の癖、メカニズムに相当するのかもしれないが、
であったとしても実地に体験して失敗のなんたるかを学ぶしかない。