2012年1月16日

ゼロサム

 ゼロサム。知っておいて決して損になる言葉じゃないので、書いておこう。
 株売買をやってる人なら必ずやこの心境に至る言葉だ。

 ボクはこの言葉にいくつかの意味を与えている。
 ここに100の分け前がある土俵があるとしよう。5人で参加すれば
一人あたり20になるよね。だが、人間は強欲なので「オレがみんな欲しい」
なんて言っちゃうわけだ。だとするとあなたが100であとの4人はゼロになる。

 ただ、問題なのは株売買とか各種の投資に手を出す人というのは、黙って
見てることはないから。「いやオレが100だ、いやオレは80だ」って
ことになる。

 「オレが100欲しい」は願いではあるがなかなか現実にはうまくいかない。
 それなら。この土俵が大きくなり続ける間はどうだろう。

 後から後から参加する人がいるから、分け前は大きくなる。
 ここから「投資とは土俵の大きさで決まる」ことが分かるだろう。

 全体の規模が100億円か、1000億かで大きく意味が違ってくる。
 日本の株式市場の規模はどれだけだろう。なに、簡単だ。

 日経新聞に「単純株価」なる記載がある。それに総株式数をかけざんすれば
すぐ出てくる。「平均株価」のことね。日経平均というのは225の会社の
株価を足して割り算したものだ。

 バブルのころは400兆円あった。今は確か160兆円くらいだ。
 土俵とはこの数字のことだ。160を400で割ってみればいい。
 4割になっていることがたちどころに分かるはずだ。この間、投資家は
資産を6割減らしていることが分かる。

 この20年近く日本株の株式売買をやっている人はほぼ例外なく資産を
減らしてる。(もちろん例外はある)。

 投資ほど難しく考えなくてもいい。年金もゼロサムで考えればすぐにその
意味が分かるはずだ。土俵にたくさんの人がいる間はきちんと支払われる。

 資産が増えるかどうかはこの土俵がこれから大きくなるか小さくなるかで
ほぼ決まる。もっと生活感覚の中にこの土俵の感覚を取り入れることを
お薦めしたい。

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