2012年1月 9日

あべこべ

 あべこべの世界がここにある。
 ボクはいろいろなお店に食べに行くが、そのお店にハガキを出すことも多い。
 お店からハガキが届くことはまずないな。

 この遠因はここにある。ボクがまだ20代だったころの話だ。
 父親と話していると「オマエが行ってこい」しきりにそんなことを言う。
 ボクはそれを聞いていつも反発していた。だってさ、客である自分が
お店に行って注文した品物を取ってこい、とか言うんだから。

 「相手はそれが商売なんだから、もってきて当然だろ」がボクの考えだった。
 「まー父親には父親の哲学があるんだろう」くらいに考え動くことは
動いていた。そのときも「これじゃーあべこべだ」なんて思った。

 よく一般的には「お店とお客」というのは同等とは思われていない。
 「これもあっちは商売なんだから」よくそんなふうに言われる。ボクもそう思う。

 だが。こっちがお客であるにもかかわらず出向いていくといろんな発見もあった。
 「池田さん、わざわざ悪いですね」と値引きしてくれたり。
 相手の事務所に出向いていくので、どことなくこちらが有利に話を
進められる、などいくつも発見があった。

 「世の中はこうなってるんだから」では割り切れない発見がたくさんあった。
 そのころ「世の中で決まってることを裏切ってみることにも大きな意味が
あるんだな」しきりにそんなことを考えるようになった。
 これが発端であることに間違いない。

 いつしか、ボクは友人などにつれられて出かけた飲食店などにハガキを
出すようになっていた。飲食店には「次回ご利用のためのパンフレットとか
名刺を用意してる」ところが多いからね。これじゃーあべこべだと思うだろう。

 ただ、今、考えてみるにあべこべだから発見がある。出会いもある。
 少し世の中というやつを疑ってみてはどうだろう。「オレは客なんだから、
客の扱いを受けるべきだ」はあまりにも普通過ぎる。

 これも新しい出会いと考えれば受け止め方も変わってくるだろう。
 「世の中はこうなってるんだから」当たり前だと思われていることを
疑ってみよう。ときに自分だけの動きをしてみよう。あなたは新しい、
新鮮な気持ちになれると思う。

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