2010年3月25日

気配

 先日、よく行く料理屋さんのおかみさんと話していて気配の話を
させていただいた。みんなはどう思うかな。例えば、つい先日のことだ。
 あるお店を利用させていただいたのだが、宴たけなわのころ、お店の
人が「これは店からのサービスです」と一品さし入れをいただいた。

 ここ、ここでどういう対応が取れるかで、大きく違ってくると思えて
仕方ない。「当たり前だ」と思うか「まさかここまでやっていただけるとは」
で、対応も変わってくる。「ありがとね」「気がきくねー」になってくる。

 意外によく聞かされるのが「あっちも商売だから」だが、そういうもの
だろうか。お店というなにか大きなシステムと個人客であるボクたちが
対峙してるわけじゃないとボクは思うんだ。お店と客は案外そのまま直結
した存在になってる。

 例えば、こんなことがあった。もうかなり前のことになる。お店で食事
していると「池田さん、あんた、なになにさん、知ってるよね。あの人、
予約してあるんだけど、まだ来られないんだ、どうなってるかのかな」。

 ボクは店の電話を借りてかけてみた。相手はすんなりでてきて「今日は
キャンセルにした」だった。ここで怒ってみても仕方ないので店の人には
「なにか親類が病気になってキャンセルだって」とウソをついた。

 すぐにお店の人に「もうここは開けとかなくていいから、すぐにほかの
お客さんを入れてあげて」と告げた。このときも相手は「あっちも商売やから」
なんて話していたな。

 よく「あ、これはお店の人が気をきかせてくれたんだな」と思うことがある。
 そういうのをボクは気配と呼んでいる。どこの料理屋さんでもおしぼりが
だされることが多いが、中には店員さんが「これ、熱いですよ」と手の中で
熱さを確かめてから手渡してくれることがある。こういうのってなんてことない
行為だけど「すごいなー」って思ってしまう。

 ボクも鈍感なのでこれまであまり意識してこなかったけど、そういう
言葉では表されないようなちょっとした行為に、気配ってものを感じてしまう。
 それに対してきちんと感謝の念をば伝えるべきなんじゃないかと思う。
 まず気配をきちんとつかむことが求められるよね。

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