2010年3月20日

山口県

 たまに名刺を交換すると相手から「えっ、池田さんって山口県ですか」
と驚かれることがある。そんなに驚くようなことかなー。
 まー確かに、ボクも「えーーーっ、広島、なんでオレが広島になんか
行かんといけんのん」とかやってたな。あのころ広島がとてつもなく遠かった。
 仕事で出かけるときも「だれか代わりに行ってくれる人、いないかなー」
なんてよく思ってた。

 だけれども、いつしかボクは「半径理論」というのを打ち立てることになる。
 これは「半径50キロくらいだったらどこにでも出没する」というもの。
 その円の中にある場所だったら出かけようというものだ。
 この考え方をするようになってから、遠くまで出かけることがあまり
おっくうではなくなった。いな、相手が「山口県なんて絶対にわたしは
行かない」と断言してくれてるんだから、考えようによっては良い面も
あるわけだ。

 まだ遠くに出没するのに慣れないころ、よくこんな感じがしてた。
 「このレストランで食事してる人の中で山口県って自分一人だけ
だろうなー、あとはみんなここの地元の人のはず。この人たちに会う
ためにはここに来ないと実現しないわけだ」。そんなことを思ったな。

 レストランというところはたいがい、地元の人たちで構成されている。
 そこにボクみたいなのが一人入ることになる。実に不思議な気分だった。
 この気分が理解できないという人は、そもそも自分が遠くに出かけて
いないことを反省しないといけないかもしれない。

 「山口県ですか」と尋ねる人は無意識のうちに「そんな遠くにわたしは
出かける気がない」ことを確認してるわけだ。自分の行動範囲を狭めて
いることに気づかなくてはならない。
 それはひょっとして考え方を狭めているのかもしれない。
 ボクが思うのに「行動の前に頭の組み立て」が存在するみたいだ。
 だって「遠くに出かけるなんて」と思う人が実際の行動に移すはずが
ないからね。自分の中で可能性を高めておかないと、たったこれだけの
ことだって簡単にはできないってわけさ。

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