2010年3月16日

なんのために

 先日、ある会で「それではそれぞれ、人はなんのために生きている
のか、手短に話してください」そんな提案がなされた。
 みんな苦しんでいたな。すさまじく大切なことだけど、なにか目を
そむけて見ないようにしてる面もある、この課題。

 ほとんどの人が「なんでって、生きてるから生きてるんだよ」くらいしか
言えないのではないだろうか。また、状況は変わっていくから、「そのときの」
と但し書きを加えなければなるまい。あなたはどうだろう。

 ちなみにボクの応え。
 「わたくしは、なんのために生きているのか分かりません。ただ、
いつももがき、あがくことだけはやめないようにしています。それが
唯一、わたくしに与えられた特権のような気がしています」。

 「わたくしは小学、中学のころ、バカで、勉強ができず、テストは
いつも小さくダンゴにして捨ててました。それは自分を真正面から眺める
ことを拒否してた。今はそう思ってます。そんなわたくしですが、
こうして社会人になり、それなりにやっています。社会人になってみると
子供のころ感じた(勉強ができないやつは存在価値がない)なんて意識
もどこかに消えうせているのに気づきました。なんのために、はいまだに
分かりませんけど、今はバカだったことにありがたみすら感じています。
だって、マイナスから出発した方が楽しいですし、落ちたって、
もともとはそんなものだと思えば気が楽ですから」。

 ちなみにボクが勉強できなかったのはただ単に「勉強しないことの
言い訳」だったと今は思ってる。バカだって規定してしまえば楽だから、だ。

 きっとだれしも意味があって生きてるんだろう。ただ日ごろは毎日が
忙しいから考えないようにしてるだけで。だけど、「なんのために」が
はっきりするとするべきこともはっきりし、やるべきことが見えてくるはずだ。
 ボクたちはなんとなく「なんのために、って堅苦しいことは考えないで、
とにかく毎日をしっかり暮らしましょう」なんてこのテーマを濁しがちだ。
 だから、実は全力がだせないのかもしれない。

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(助っ人・池田の気ままにコラム にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form