2007年2月28日

3786円

  うーーーん、うーーーん。

 3786円。この金額がなにか分かる
だろうか。分かったあなたは大変、偉い。

 要するに、この金額に対しておかしさを
感じているわけだ。それはそうだ。

 昨日、店に行きあれこれと買い求めた。
 ボクがふだん、決して支出しない金額に
達したわけだ。

 季節の病、花粉症である。
 鼻づまりに、鼻に吹き付けるスプレーに
目のかゆみどめの点眼薬、計3点である。

 ね、バカにならないのである。まー
製薬会社からすれば、この売上もバカに
ならないだろうね。

 お互いにバカにならないのである。
 バカにならないのはお互いなんだけど、
絶対にこっちは釈然としないのである。

2007年2月27日

スーツ

  先日、スーツを新調した。

   これが実におもしろいんだ。
 洋服屋さんから割引のハガキがくる。
 それにつられて行くのだが、いつも割引
対象外の洋服ばかり買い求めているのだ。

 先日のスーツは足長スーツと呼ばれるもの
で足が長く見えるのだ。いや、それに
こだわったわけじゃなく、そういうスーツ
だったわけ。

 さっそく新しいスーツに袖を通すと
どことなくピシッとした気分になる。
 これこれ、こうでなくっちゃ。

 ネクタイはアイビー調の茶色。
 シャツはネクタイの色に近いレンガ色。
 「馬子にも衣装」じゃなく
 「丸顔にも衣装」なのだった。

2007年2月26日

リング

     ノーマークだった。

 いや、最近、本を買うときは事前にどれを買うか決め、
店頭におもむく。店頭でも探すのだが、それによって
買うことは減っている

 「リングが教室」を読んだ。
 ノーマークにしては大変な掘り出し物。
 本屋さんには分かったことだがたくさんの本が並んで
いる。実はその中からボクたちが手にするだけでも、
それは大変なことなのだと思う。
 ボクは未知の本のどこを見てそれを手にするのか。
 やはりタイトルだという気がする。

 リングが教室、は一冊のみを残して並んでいた。
 表紙をめくって最初の一行を読んで購読を決めた。

 文中、著者の新田さんは「負けに負けるな」と
何度か書いておられる。のだが。ボクシングにおいて
「負けに負けるな」はとても難しい気がする。
 区切りをつけるのが難しい気がするから。

 プロになれば区切り、タイトルを奪取すれば区切り、
防衛戦を戦ったら区切り、上を見ればきりがない。
 とボクは考えてしまうのだが。
 新田ボクシングジムのモットーは「それぞれの目標
を達成する」だ。
 「負けに負けるな」、この意味をしかと受け止めて
ほしい。一読をお薦めする。

2007年2月23日

白蛇

      白蛇をご存じだろうか。
 山口県岩国市に暮らしている白い蛇のことだ。

 この、白蛇をボクたちはつかまえたことがあるのだ。

 たださすがに最近はそういうことはなく、昔の家を
取り壊したときなどに、どうやら逃げ出す、それを
子供が見つけることが、まだあったのだ。

 ただ、ボクたちはそれが白蛇だとは分からずにいた。
 目星はついていて「これ、きっと白蛇だ、そうに
違いない」くらいまでは思うのだが。

 なぜなら、白蛇の子供は(とても小さかった)真っ赤、
と言うか、淡いピンク色をしていたからである。
 ボクたちが子供のころから白蛇をつかまえると市役所
に持っていくことになっていた。

 で、この淡いピンクの蛇を市役所に連れて行った。
 下敷き(学習用)を何枚かもらったが、そういうわけ
(ただの蛇ならくれないはず)であれは白蛇だったと
判明した。
 昔の家を取り壊すと明治時代のお金が見つかる
こともあった。いろんなものが出てきていたのである。

2007年2月22日

サファリパーク

 ゆうべ、ある男性と話しているとたまたま高校生時代の
話になった。憂鬱な内容を思い出してのでここに書くとしよう。

 ボクが通っていた高校はサファリパークのようなところ
だったのだ。説明せねばなるまい。
 
高校は仏教系の学校で各地の坊さんの息子たちが勉強をかねて
学びに来る、そんな学校だった。

よってどのクラスにも二人くらいの割合でそんな息子たちがいた。
これがとても分かりやすかった。
一目でそれと分かる名前が与えられていたのだ。

 とにかく名前の中に「泉」だの「龍」だのが入り込んでいる。
下に入ってることも多いのだが、驚いたのは上の、名字にも
入っていることだ。

 さて、それはいいのだが、この学校はアホたれの集まりでも
あるので、「かっこつけたいやから」も大勢入学していた。
そんなやつらからすると、坊さんの息子とかボクのようなやつは
草食動物みたいな存在だったのである。

 サファリパークに放たれたシマウマ、がボクたちだったのだ。
だから昼休みの前になると「焼きそばパンを買ってこい」とか
「なかったら、サンドイッチだ」みたいな使いっ走りをさせら
れていたのだ。

 不思議とやつらは草食動物と肉食動物を見分ける眼力をきちんと
備えており、草食動物となって逃げ惑うのは決まってボクとか
坊さんの息子たちだった。
 あのーー、やはりサファリパークにシマウマはまずいでしょう。

2007年2月21日

ことだま

 ゆうべ、ことだまについて話を聞いた。
 ことだまって何だ。言霊と書く。

 まず、「ひ」、だが、これには表の意味と裏の
意味があるそうだ。

 興味、関心のある方は、調べてもらえばいい
のだが、要するにあいうえお、かきくけこ、
というのはそれぞれ意味を有しているということ
なのだ。

 で、ここからが肝心な点だと思うが、
それぞれの言葉というものは表を出したり裏を
出したりするのだが、心掛け一つで操れるのだ。

 「つ」という言葉は語尾を下げるとこんな感じ
になる。
 「辛い」「疲れた」
 語尾を上げると「ついてる」。
 否定語として用いられるのは「え」。
 「えーーーーーっ」。
 「あ」も語尾を下げると「あーあ」。

 言葉は日に何千回とわたしたちの口にのぼるものだ。
 だからこそどんな抑揚で話しているかも身体の調子に
つながってくるところがあるのだ。
 昨日の話では「人の名前にはそれぞれ意味がある」が
大きなテーマだったが、そちらに関心のある方は話を
聞かれてみてはいかがだろうか。

2007年2月20日

創業

 創業者、支援セミナーに参加してきました。 

 ここで、一言。
 みんな、声がちいさーーーーい。
 そんなんじゃ、ダメ、なんじゃないの。

 それから、みんな名刺を持とうよ。どこにも
所属してない居心地の悪さはあるかもしれない
けど、けど、レストランを開業なさりたいあなた
は、ひょっとして最初のお客さんがあのセミナー
会場にいたかもしれないし。

 「わたしはここで開業したい」
 「みんなに食で健康になって欲しい」
 「おいしいと言われるものを提供したい」。

 ウソでもいいからこんなセリフを聞きたかった。
 それも大きな声で言い切ってほしかった。
 その迫力がいろんな幸運を招き寄せる気がして
ならないんだが。

 と、言うことは、あのセミナー会場ですでに独立
に向けての勝負はスタートしてたってわけさ。
 「勉強会に参加しよう、なにか参考になること
言うのかしら、時間のムダにならなけりゃいいけど」、
みたいな感覚を持っていてはいけない。
 元を取れるかどうかは、セミナーの講師ではなく、
あなた自身の姿勢なんだから。

2007年2月19日

歯は命

    みんな知ってるはずだ。

 歯は身体をゆがませることもあるってね。
 具体的に言えば噛み合わせだ。

 ボクも中学生のころ、とにかく歯医者を恐れ
おののき、行かずに我慢していた。

 こういうとき、実に大変だった。
 片一方の奥歯は使えない状態のことが多く、
「これで反対をやられたらどうなるんだろう」、
そんな心配ばかりしていた。

 たまに「片噛みばかりしていると顔がゆがむ
そうよ」と脅されたこともあった。その心配は
この本にて現実となった。
 「歯は命」を読んだ。歯医者さんだが整体も
勉強なさった方だ。

 これまでなんとなく、歯と身体のゆがみは関連
していると聞いたが、この本でかなり解明された。
 本の中で過緊張のほぐし方も出てくる。
 まずはだまされたと思ってこの本を手にとり、
その不調が歯から来ているかもしれないことを、
今一度把握してみたらいかがだろうか。

2007年2月16日

成功

    みんな、成功したいよね。

 ボクが小学生のころ、くどいほど言われた
ことがある。でもあれってきちんと守れば
成功するかもしれないよ。

 「きちんとあいさつしろ」
 「ウソをつくな」
 「朝はきちんと起きてメシを抜くな」
 「みんなで仲良く遊べ」

 うーーーーん、たったこれきしのことが
きちんと実践できてるかどうか。

 要するに成功哲学は小学生にも分かりやすく
アレンジして説明してあったってことさ。
 さ、それが分かったならボクたちも成功だ。
 ってそんなに簡単じゃないか

2007年2月15日

紹介

   みんなの前で自己紹介。

 うまくできれば楽しいはず。いや、
社会人ならできて当たり前。

 ボクはこれが意外なほど苦手。
 まず「なにを言う」
「オレって特色あったっけ」
「この場の雰囲気に合う話はなんなのか」
みたいなことを考えてしまう。

 周りの人を観察するととてもうまい。
 どこか「突っ込み」をしたくなる要素が
ちりばめられ、そこから話題が広がってくる。
 話のきっかけを作るのがうまいのだ。

 ボクの中には「そこまで自分のことを偉く
言わなくても」がある。きっとそれが楽しい
自己紹介を邪魔しているのだ。

2007年2月14日

南の島の

 ここで一言。公認会計士って偉いんだなー。

 「南の島のたった一人の公認会計士」を読んだ。
 屋宮さんという方が書いたもので、ボクはずっと
「やみや」さんと読んでいたが「おくみや」さん
だった。島にありがちな名前なんだろうか。

 南の島って言うから、なんだと思っていると
公認会計士の資格をとって(どれだけすごいか初めて
知った)、わざわざ奄美に戻って事務所を開設された
のだ。

 公認会計士というのは上場企業の監査が主な仕事で、
だから奄美では本来の資格がまったく活かせないにも
かかわらず、「奄美を本来の活力ある島に戻すんだ」
っていう使命にもえ、戻ったのである。

 だが、島の現実は厳しかった。
 「帳簿なんてめんどくさいだけ、あんなのつけても
売上があがるわけじゃないだろ」、そんな意見に押さ
れてしまう。とうとう、公認会計士の先生、酒に
溺れてアル中になってしまう。

 全編、とても読みやすく示唆に富んでいる。
 「帳簿なんてオレには関係ない」という人も読んで
決して損はないと思う。

2007年2月13日

淡路島

 淡路島に行ってきた。淡路島ってどこにあるか
知ってるかな。神戸から四国に向かう大きな橋が
あるが、それを渡ったところが淡路島。

 高速バスで向かったので目的地の洲本バスセンター
までは1時間ちょっと。
 快適なバスの旅となった。
 泊まったところは洲本城址のすぐ近く。数日前に
テレビでも紹介されたそうだ。お風呂で有名なのだ。

 せっかくなので洲本城址まで歩いてみた。
 宿から2キロ。20分ばかりかかる。
 かわいいお城がぽつんとあった。

 宿からの帰りに「淡路夢(失念)」に向かう。
 ランの博物館がありにぎわっていた。
 横に長い施設で、ホテルあり会議場あり、レストラン
あり、で要するによく分からない施設だった。

 知らない場所ではいつも思うことだが時間の有効活用
がとても難しい。機能的に効果的に、とはやはり島
だから難しいよな。行きたいところを事前に研究して
おく必要があるだろうね。

2007年2月 9日

特典

  こういう特典を知ってるだろうか。

 知人はやっていて、なかなか良いシステム
だと聞かせてくれた。

 ある旅行会社で、100万円預けておくと
一年間で3万円くらいの利息がつくのである。
 この利息はかなりの高率と言えないだろうか。

 ただし、もちろん旅行会社のことなので、その
全額は旅行費用に充てられる。よって103万円分
の旅行ができるというわけだ。

 「うちはすぐに旅行費用が100万くらい
いくわねー」というお宅は案外、こういうシステム
も良いかもしれない。

 人はみな目前のお金ばかりをうんぬんするが
(わたくしもそうだ)、少し大きな目線で考えて
みるとお得はまだまだ転がっているというわけさ。

2007年2月 8日

      昨日、料理屋のMに行った。

 ここは銀河高原ビールのタルナマが置いてある店で、
行くといつもこれを頼んでいる。
 なめらかで、とてもおいしい。とボクは思うのだが、
(これがダメなんだ)という意見も昨日、聞いた。

 ここは店一杯に使うと70人くらい入るそうで、
まず入り口がとても変わっている。引き戸なんだが、
うーーーん、造り酒屋、うーーーん、倉庫、みたいな
感じなのだ。ちょっと隠れ家みたいな気分にさせる。

 お店の人にお薦めを聞くと「唐揚げ」「牛の
ナカオチ(牛にもあるのか)のステーキ」あと2品
くらい頼んだが、アッという間に各人の胃袋に収まった。
 とてもおいしかった。

 ボク個人としては牛筋煮込み(よその店でもよく食べる)
が大好評だった。一つ頼んでみな食べてしまい、もう一つ
頼んで食べていると隣の人が「そんなにおいしいのか」と
横取りされてしまった。その人も認めていたよ。

 帰りは車でもよりの駅まで送ってもらった。これは
うれしいサービスだ。ここを利用したい方はボクからの
誘いを断らなければいいのだ。なんちゃってね。

2007年2月 7日

豆腐

 ふと、買ってみた。いえ、先日ここに書いた
「豆腐屋ジョニー」をついに買ったのだ。

 本でジョニーの写真も掲載されていたので姿形はよく
知ってるつもりだったが、現物を見るとその大きさに驚いた。
 「いやーー、こんなに大きいのかー」。

 レジにて「300円です」と告げられたときもかなり
あわてた。「それ、豆腐の値段じゃないだろう」って。

 さっそく食べてみることにした。
 これにはハチミツをかけて食べる人もいるそうだから、
まずはなにもかけずに。
 うーーーん。なかなかにおいしい。
 なんか、大豆の香りがよくする。

 本に「職人が一日に100個、というこだわりはあまり
好きではなく、たくさん提供したい」としてあったが、
確かにある水準以上のものをたくさん提供していただける
ことは、消費者としてはありがたいことだ。と思った。

 ふと、思った。
 「オレって豆腐になにもかけずに(醤油の類い)(湯豆腐)
食べたことなどなかったなー」って。
 あなたもそうでは。

 男前豆腐店のこだわりの豆腐。
 一度気持ちをまっさらにして「この豆腐はどうやって食べ
たらおいしいのか」を一から研究し直してみるのもいいかも
しれない。

2007年2月 6日

チーズ

 チーズを探して3軒のコンビニをふらふらした。

 「明日のメインイベント(悲しい)はこれだ」と
決めていたのだ。「切れてるチーズ」。これをいつもは
398円で買ってる。
 これはチーズの常識を覆す値段だ。

 で、いつもの店には置いてなかったので、さー困った。
 たまたま列車に乗る機会があったので駅で下車後、
すぐそこのコンビニに入って探す、目的地の近くの
コンビニでも探した。が、見つからない。

 最後に入った店には、とうとうあった。
 だが、「切れてるチーズ」で、中身はまったく同じに
かかわらず、半分の3個。で、値段は240円。
 倍にしてみると480円でバカ高いことに気づいた。
 結局、買わなかった。

 いつもは398円で買ってるのだ。バカだからいつも
開封するとすべて食べ切ってしまうのだが(一回で)。
 「チーズを求めて3000歩」、おかげで健康になれ
たかどうかは知らないが。

2007年2月 5日

オレ

 「オレ、なんでこんなに、借りちゃってんの」を
読んだ。本です。著者は青島としてあったが本名か
どうか。分からない。

 人気ブログとしてあるからブログで人気化し
書籍になったのだろう。

 一人の青年が借金をこしらえ、それを完済(文中
ではここの記述はない)までの道程を紹介したものだ。
 広島から仙台の大学に向かい、ギャンブルにはまって
抜けられなくなる。ありがちな、展開だが、「オレの
20代って何だったんだろう」のセリフを見るとグサッ
とくる。

 だれしも10代から20代なんてあまり意味のあること
をしたとは言えない、走り過ぎたが正確だろう。だが、
ギャンブルにはまってしまい借金に借金を重ね、いつかは
その清算を迫られる。「分かった大人の道」と言って
しまえばそれまでだが。

 借金とはマイナスの力だ。それも絶大だ。
 マイナスである限り、お空はきちんと見ないはずだし、
明るい明日を予見することもできない。たった、それだけ
で暗澹とした気分になっちゃうんだ。
 要するにマイナスかプラス(額は言うまい)かは我々の
想像以上に大きな違いがあるはず、だということだ。
 肝に銘じておくべきセリフである。

2007年2月 2日

   たまーに、だがこんなことがある。

 「いやいや、これは意外にすばらしい本だぞ」と
感じると、一度、本を置き、ゆとりのある日に
取り出して、また最初から読むのだ。
 楽しい本はそのまま読んでしまうことが多いので
これは別格扱いと言える。

 「失われいく鮨を求めて」はそんな気にさせられる
本で、ただ今ほったらかしの最中だ。
 この本を紹介していた人はさほど感動を覚えなか
ったようだが、読んでるこっちはかなり予告めいた
ものを感じている。

 考えてみれば寿司屋って最近、のぞいてない。
 そういうあなたも「回転寿司はカウントに入れて
いいのか」って思うに違いない。いやいや、いけない。

 この本は著者がたまたまのぞいた寿司屋にてそこの
ご主人の寿司に対する気持ち、技がなみなみならぬこと
を知り、本格的に取材したもの、と言っていい。

 きっと、あの、ハケを出してきて仕上げに塗ったり、
だとか、だれにもある寿司屋の原風景を思い起こさせる
に違いない。少しあなたの想像と違っているのは寿司屋
のご主人から紹介されて各地の寿司ダネを取材して歩いて
いること。
 「たまにはきっちり、1万円くらい払って寿司を食べる
かー」、そんな気になること請け合いの一冊だ。

2007年2月 1日

一両目

 ゆうべ、大変なことをしでかしてしまった。
 本屋さんでの支払いは10350円。いったい、
なにを、どれだけ買えばこんな金額になるのだ。
 がっかり。

 さて、たくさん買い入れた本の中から「一両目の
真実」なる本を手にとった。

 まだ記憶に新しいのではないか。
 福知山線での脱線事故。

 あの一両目に乗車していて事故に遭遇した乗客の
述懐だ。読んですぐ思ったのだが、どうやらこの
人は鉄道マニアかなにかのような気がする。

 男で、そんな人はいくらでもいる。ただ、その
事実がこの本をただの供述本ではなく解説本にした
のではないか。

 減速しない列車内で「カルクに負ける」、とっさに
そんなことを考えたと言う。レールから飛び出ようと
する力が大きくなったことが体感されたわけだ。

 静まり返る車両内。その供述は不気味なほど
「らしさ」を感じさせる。映画の中でその瞬間、音が
なくなるのは、やはり人にそんな感覚を与えるから、
なのか。意外なほどこの本は迫真に富んだ描写に
なっている。いやーーー、一読の価値は十分にあると
思うな。