2007年08月30日

今、切手少年はどこに!

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子供の頃、記念切手を集めるのが結構流行っていたものだ。1964年の東京オリンピックの記念切手などは、日頃は切手収集など縁遠い大人たちも、発売日には郵便局に並んだ様に覚えている。切手はストックブックというものに整理していくが、中学校も2、3年生になると、収集した切手も相当の数になってきていた。4歳上の姉に頼んで、東京土産(?)にボストークを手に入れてもらった。切手の図案が全部印刷されているもので、それぞれの箇所に収集した切手を貼り付けていくものである。もちろん、専用のフィルムのようなものでお宝の切手は汚れないように、また、傷つけないように包んでいる。切手を扱うときは、かなり神経を使っていた。指紋を付けないように専用のピンセットを使用するだけではなく、たかが切手ごときに、名刀の関の孫六を取り扱うがごとく、マスクまでして息が切手に害を及ぼさないようにしていた。しまいには、切手に癒されることなく縛られ、疲れるようになっていた。中学校も終わる頃、切手の呪縛から解放されんがために、集めてきた切手のあらかたを友人に渡してしまった。それ以降、ことさら切手について考えないようにしてきたが、今でも記念切手が発売されると思い出すことがある。

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ところで、今は記念切手が額面を割る形でSHOPなどで売っているようであるが、かつての切手少年としては、大変に寂しく、また辛い。国立公園シリーズや動植物シリーズその他の記念切手でたくさんの知識を得、夢を膨らませ、そして友人との交流にも役に立った切手である。当時、少年ジャンプ、少年サンデーなどの月刊誌(わたくしはマガジン派であった。)には、記念切手を通信販売で取り扱う会社が広告を出していたものが、今の少年雑誌には、そんなものは一切載せられていないようである。記念切手の趣味の収集が極めて不人気ということなのであろう。

「月に雁」、「見返り美人」の名前が懐かしい。もう一度やってみようかな。

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